しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。
お金の知識が徐々に深まり、しっかりと生活防衛資金のストックができたら、次はいよいよお金に働いてもらう番がやってきますね。
こつこつ積立型の投資の場合、理屈を理解して、積み立ての仕組みを作ってしまえば、あとは基本的にほったらかしでOK。
そういう意味で、(作業が)ラクな投資方法と言われるのですが・・・
最初の仕組みづくりって、情報収集したり、決断したり、設定したりと、なんだかんだとやることが多いと感じるので、途中で挫折しちゃう方も多いようです。
だいたい、つみたてNISAの対象ファンドから選んでおけば安心って言われたところで、2018年10月31日現在で、162種類もあるワケです。
この中から選ぶなんて・・・って悩んじゃいますよね 😥
そんなとき、1つの参考にしていただきたいのが、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year の対象商品です。
投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。
投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
趣旨説明は、公式サイトの原文ママです。
「金融機関と紐づいていない個人」が、本当にいいと思うものを選ぼうという趣旨で運営されている点がポイントですね。
公式サイトを見ると、2007年から開始されたイベントのようです。
初回は19名の投票でスタートしたようですが、2017年には198名もの投信ブロガーが投票に参加しています。
私自身、Fund of the Year の存在を知ってからは、自分がファンドを選ぶ際の参考にさせていただいてます。
現在、Fund of the Year 2018 の投票受付期間となっています。
果たして、投信ブロガーと言えるのか? という問題はありますが、実際に個人投資家として積立投資を継続していますので、私も投票に参加させていただくこととしました。
- 投票者一人について5ポイントを持ち点とします。この5ポイントを1つから5つまでの投資信託に振り分けて投票してください。
- 1つの投資信託について1ポイントの整数倍で投票してください。つまり、5ポイントを1つのファンドに集中させてもよいですし、1ポイントずつ5つの投資信託に分散して投票することもできます。
- なりすましによる投票を防ぐため、投票後は必ずご自分のブログにて「投票しました」というエントリを公開してください。運営委員会がエントリの存在を確認できないと投票が認められません。
ということで、この記事にて投票のエントリをさせていただきました 😀
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私が投票したファンドは、この2本!
結果発表後の公表の方がいいのかな・・・と考えていたのですが、先に投票した方々のブログを見ると、投票したファンドを書いている方が多いようです。
私も、投票したファンドとその理由をまとめておきますね。
【投票内訳】
3ポイント:楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
2ポイント:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)を選んだワケ
最初にお断りなのですが・・・現時点では、私は購入していません。
買っていないのに投票するのかって声が聞こえてきそうですが、ちゃんと理由がありますので💦
この、楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズは、全部で3種類用意されています。
- 株式重視型(全世界株式70%、投資適格債券30%) 信託報酬:0.2446%
- 均等型(全世界株式50%、投資適格債券50%) 信託報酬:0.2546%
- 債券重視型(全世界株式30%、投資適格債券70%) 信託報酬:0.2646%
本音を言えば、これら3本をまとめて1チームとして投票したかった!
ですが、1点ずつ3本だと票が散っちゃうなぁという理由で、代表選手として、株式と債券に50%ずつ投資する「均等型」に投票することとしました。
私としては、この商品がiDeCoや企業型DCにも導入されていって欲しいと思っています。
このバランスファンドのいいところは、比較的低コストで、リバランスの作業もいらずに、ほったらかしにできること。
例えば、
20代~30代は、株式重視型
40代は、均等型
50代からは、債券重視型
なんていう風にして、状況に応じたリアロケーションをしていくことだって、カンタンにできちゃいます。
両方とも全世界分散投資ですので、円建て資産への投資比率は低くなります。
債券部分は、為替ヘッジありですので、暴落時のクッション効果が期待できます。
一般的に、預貯金へ資産が偏りがちな私たちにとっては、お金の置き場所を分散するうえでちょうどいい商品だといえますね。
車の運転をするのには、免許を取るのが必須なのと同じように、投資を始める前には、最低限のお勉強は必須です。
知識不足で突っ込んで行ったら、事故を起こしてしまいます💦
でも、免許を取ったあとの、車との向き合い方は人それぞれ。
車のパーツや加速にこだわる方もいれば、きちんと安全に走れればOKという方もいる。
それと同じように、投資そのものへの興味が広がって、あれこれ商品を比較しながら、ポートフォリオを組むのが楽しくなる方もいれば、ほどほどに資産形成ができればいいから手間をかけたくないという方もいます。
あまり難しいことを考えたり、細かな作業をしなくても、分散投資が実現できる。
あとは老後のお楽しみ 😉
そんな方の強い味方になりえるので、多くの方が利用する、iDeCoや企業型DCの選択肢にするのには、もってこいのファンドだと思っています。
特に、企業型DCでは、地雷ファンドしかないという悲しい現実も聞きます。
シンプルで、バランス型のわりには低コストなファンドが広がれば、多くの投資家が報われ、長期投資のイメージも変わっていくのではないか?
そんな理由で選びました。
私自身が、投資を始めて2年半ちょい。
長期投資の観点からは、まだまだ短い期間ではありますが、それでも投資を長く続けるためには「債券比率」がカギになるということを、理屈だけではなく、体験に基づき実感しはじめています。
株式と債券の比率が50%ずつという割合は、保守的に感じられる方もいらっしゃるでしょうが、案外心地よいものです。
最近株安になり、つみたてNISA口座はマイナスになりましたが、資産全体で見れば、うろたえるほどのことでもなく、冷静に見ていることができました。(というよりも、全く気にしていなかった 😉 )
このバランスファンドたち、正直なところ売れ行きは今ひとつです。
でも、これから成長していくものと期待して、投票しています。
私も、50代くらいになったら、お世話になりたいな・・・なんて考えています。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを選んだワケ
こちらは、私も主力で買っている商品です。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドは、今年に入ってからの信託報酬の引き下げっぷりが尋常ではありませんでした。
2017年末時点では、0.20412%だった信託報酬が、現在では0.11772%まで下がったのですから 😯
類似ファンドの代表格としては、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドがあげられます。
当初は動きがなかったものの、eMAXISの引き下げに対抗する形で、2018年8月21日に、同水準までの引き下げを行いました。
アセットアロケーションを組むうえで欠かせない、外国株式クラスの商品で、業界の低コスト競争に寄与したという点で、個人投資家にとっては大きな利益をもたらしてくれたのではないか。
そんな思いを込めて、投票することにしました。
候補にあげたけど、投票はしなかったファンド
投票するファンドを決めるまでには、あれこれと候補をあげました。
5本まで投票することも考えたのですが、票が散りすぎるのもどうかと思い、先ほどご紹介した2本に絞りました。
選定した理由に挙げていた、楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズの、株式重視型&債券重視型に加えて、次の4本をリストアップしていました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
1と2は、S&P500連動、VTI連動の商品が、投資信託としてラクに買える。しかも良心的なコストという点で、魅力的なファンドです。
実際、私も買っています。
この2本については、米国株中心の投資家から多くの票を獲得するだろう・・・ということで、私の分の投票枠は使わないことにしました。
セゾン投信については、共通KPIの運用損益別顧客比率が高く、かつ投資家と運用会社の信頼関係が構築されているように感じられることから、いったん候補にはあげましたが、今回は見送りました。
オール・カントリーは、日本を含む全世界株式への投資ができるファンドとして、2018年10月31日に設定されたものです。
低コストで全世界へ投資ができるという点で、非常に魅力的なファンドではありますが、これからの推移を見守りたいということで、今回は見送りました。
個人的には、購入対象にしようかな・・・という視点で、様子見をしているファンドです。
まとめ-果たしてどんなファンドが選ばれるのか、一緒に楽しんでみよう!
あれこれと選んだ理由を書いていますが・・・投信ブロガーと認められない可能性もあります。
仮に認められたとしても、私が投票したファンドが圏外になっている可能性もあります💦
そのへんの顛末も含めて、投票結果が発表されたら、当ブログでもお伝えしますね。
2017年の結果は、こちらから確認できます。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017
どんなファンドがランクインしているのか、チェックしてみてはいかがでしょうか?
そして、すでに投資を始めているようであれば、自分の保有ファンドは果たして2018年版にランクインするのか・・・なんていう楽しみ方をしてもいいですね。
投票結果が発表されるのは、2019年1月13日(日)の予定とのことです。
お楽しみに!
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