宅建士資格試験への出願方法と、効率よく問題を読む方法

分岐点

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1級ファイナンシャル・プランニング技能士&宅建士のみさき(@fpmisaki2)です。

 

これまで、宅建士資格試験の勉強法について、私が実際に行った方法と、今ならどう改良する? という点について、まとめてきました。

 

まだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

 

学ぶべき内容は、テキストや過去問題集に集約されていますので、何度も繰り返し学習をして定着させていくのみです。

 

でも、試験に効率よく出願して受かるために必要な情報という観点に立つと、他にも取れる対策があります。

ここでは、出願の方法から効率的な試験問題の読み方まで、豆知識を含めてお伝えしていきます。

 

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出願はインターネット or 郵送どっちがいい?

宅建士試験の確定スケジュールは、6月上旬に公告(=お知らせ)されます。申し込み方法は2種類です。

※2022年の予定は、まだ公表されていません。2021年向けの情報を、参考までに載せておきます。

インターネット申し込み
令和3年7月1日(木)9時30分から7月18日(日)21時59分まで

 

郵送申し込み
令和3年7月1日(木)~7月30日(金)まで

だいたいの流れは、毎年変わりません。

インターネット申し込みの方が、受付期間が短い点に注意してください。

 

逆に言えば、インターネット申し込みの期限をうっかり過ぎてしまったとしても、まだ出願のチャンスはあるということです。

 

それでも、私がおススメする出願方法は、インターネット出願です。

 

インターネット出願のメリットは、

  • 申し込みの時点で会場の指定が可能(先着順)。 →最大のメリットです!
  • 支払方法は、クレジットカードまたはコンビニ決済。クレジットカードを選択すれば、即時申し込み完了で安心。さらに、クレジットカードのポイントもつきますね!
  • 写真ファイルをWebからアップするので、指示に従って行えば写真サイズ間違いによる受験不許可を防げる。

 

写真のデータは、画像データ保存に対応している証明写真機で撮影してしまうのが簡単です。例えば、

Ki-Re-i Web用

上記のリンク先に、設置場所検索もありますので、お近くに対応した証明写真機があるかどうかも分かりますよ。

美肌修正などの画像処理をしたものは受け付けられませんので、普通モードで撮影しましょう 😉 

 

このデータを、指定の大きさに切り取ってアップロードします。

申し込みサイトから画像切り取りツール」がダウンロードできますので、それを使えば簡単です。

 

ちなみに、

人気の会場は、すぐに満員になってしまいます 😯

インターネット出願が始まったら、すぐに手続きを済ませてしまうのが安心です。

私も開始初日にやってしまいました!

 

 

郵送のデメリットは、

  • 検定料の支払方法が、郵便局または銀行窓口に限定されている。
  • 簡易書留で送らなければならないので、郵便局の窓口に足を運ぶ必要がある。
  • 試験会場は、希望順位を記入するようになっており、どこに当たるかは通知が来るまで分からない。(試験会場が選べる都道府県の場合、先着順となっています。)
  • 用紙の配布場所が限られていて、書店等の場所によっては、時間が経つと在庫切れになってしまうこともある。
  • 写真のサイズ指定が細かいので、条件に合わないものを貼ってしまうと、最悪受験ができなくなるリスクがある。
    (縦4.5cm✕横3.5cmのパスポートサイズ。ただし、顔の寸法は、頭頂からあごまで3.2cm以上3.6cm以下。)

 

既に社会人になっている方は、平日に郵便局の窓口に出向いて手続きをすることが難しい方も多いと思います。

出願にかかる手間、スピードなどを考えると、総合的に見て、インターネット出願の方が有利です。

写真の準備早めに進めておくといいですよ!

 

会社で検定料の補助金がもらえる場合

クレジットカード決済をした場合、領収書はもらえません。

例えば、会社で資格試験の受験料補助をもらえるような制度がある場合、どうしても領収書が必要になる場面があると思います。

その際、領収書に変わるものとして「受験手数料に関する証明書」をもらうことができます。

所定の発行申請書に記入して、郵送で申し込みます。
詳しくは、受験手数料に関する証明書が必要な場合をご覧ください!

 

ちなみに、証明書には、

  • 氏名
  • 金額
  • 平成〇年度宅地建物取引士資格試験の受験料であること

が記載されています。

 

支払方法がクレジットカードかどうかは、特に記載がありません。

クレジットカード利用の経費を精算する場合、領収書に加えてカード会社が発行する利用明細の提出を求められる会社もあると思います。

この証明書は、クレジットカードを利用した事実が分からない形式なので、証明書1枚のみで、十分経費請求ができるはずです。

 

受験会場の都道府県は重要です!

宅建士資格試験に晴れて合格すると、合格証書と一緒に「宅地建物取引士資格登録等の手続について」が届きます。

この資格登録は、受験をした都道府県の登録を受けなければなりません。

資格登録後、取引士証の交付を受けたり、登録内容の変更に関する手続きをする場合には、資格登録をした都道府県の窓口に出向くこととなります。

 

何かあったときに、行きやすい場所に窓口がある都道府県にしておくのが安心ですね。

 

つまり、県境に近いところに住んでいてなんとなく行きやすい方を選んだり、職場や学校が近いからという理由だけで試験会場を選んでしまうと、その後の手続きが大変になる場合があるのです。

自分がどこの都道府県で資格登録をしたいか、ということは、先に明確にしておき、その都道府県の会場で受験をしましょう。

 

受験会場はしっかり調べておこう!

宅建士資格試験は、とにかく受験者が多いので、大学や専門学校などが会場になるケースが多いです。

大学の場合、最寄駅からキャンパスまでの距離が離れていたり、大学名が付いた最寄り駅があっても、キャンパスが広すぎて試験教室まで10分以上歩くなんていうことが起こります 😥 

試験会場(=キャンパス内の建物)までのアクセス、必ず事前に調べておきましょう。

 

また、試験場への入室11時45分から12時30分に行うことになっています。

昼食をどうするか、非常に微妙な時間帯です。

試験中に眠くなったらアウトですし、逆におなかがすいて集中できないのも困りますので、食事のタイミング・食べる量・どこで食べるかということも、あわせて考えておくことをおススメします。

 

試験問題の読み方-ワンポイントアドバイス

もう過去問対策を万全にしている方はお分かりだと思いますが、宅建試験の問題は非常に読みにくく、細かいひっかけもあります。

例えば、

  • ~に違反しないものはどれか
  • ~に違反するものはどれか
  • ~に違反するものの組み合わせはどれか
  • ~のうち、不適当なものはどれか
  • ~に規定されているものはどれ

というように、いろいろなパターンが出てきます。

たくさん問題を読んでいくうちに、正しいものを答えるのか、誤っているものを答えるのか、混乱してきがちです。

そこで、私は、次のような方法を取っていました。

 

1.問題文で選択しなければいけないものは何か? を先に探す。

問題の最後の方にある、「正しいものはどれか」「違反しないものはどれか」をいうようなキーワードを最初に探してしまいます。

その言葉に応じて、問題番号の横に、

  • Yesを答える問題なら〇
  • Noを答える問題なら✕

をつけておきます。

 

問題文を通しで読み、選択肢ごとに横に〇✕を付けていき、問題番号の横と同じ記号が付いたものが答え! という順序で読むことにしました。

この方法だと、混乱によるケアレスミスが防げるのと、最後の見直しを行う際にも、スムーズに進められます。

 

2.文章にメリハリをつける

  1. 長文の場合、途中に区切りの斜め線を入れながら読み、文章を分解する。
  2. 「宅建業者」や、「宅建業者ではない」の記述が出てきたときには、〇で囲んで目立たせる。
  3. 誤っている選択肢の場合、自分が誤っていると思った個所に下線を引いておく。
  4. その他、チェックすべき語句が出てきたら、□で囲む。

というルールを作り、読み進めて行きました。

こうすることで、単調な問題文にメリハリをつけることができ、重要なポイントを見落としにくくなりました。

 

3.問題を解く順番

問1から解き始めると、権利関係からスタートします。

民法等の問題は、考える要素が多く、時間もかかりますし、頭も使いますよね。

 

そのため、割り切って問26(宅建業法のはじめ)から解き始めます。問50が終わったら、問1に戻り、1周します。

こうすることで、最も得点源となる宅建業法からスタートできますし、それなりのスピードで進められるはずですので、心を落ち着ける効果もあります。

 

半分終わったところで民法に入りますので、頭を働かせるための助走も終わっている状態です。

そういう点でも、民法の正解率を上げる効果がありました。

 

ただし、順番を変える場合には、マークミスにだけは注意てください。

全部1つずつズレていた・・・なんてことになったら悲惨です 😥 

 

私は、これらの方法を取ることで、問題文の読み直しをする回数が減り、解くスピードがアップしました。

 

結果として、

  • 権利関係 9点/14点
  • 法令上の制限 6点/8点
  • 宅建業法 18点/20点
  • その他 5点/8点
  • 合計 38点/50点

という得点(自己採点)で合格することができました。

 

合格した場合には合格証書が届きますが、不合格の場合には何も届きません 😳 

成績通知も来ませんので、いったい何点取れて合格したのかは謎のままです。

合格発表日には、問題の正解番号、合格のボーダーラインとなる得点、合格者の受験番号がWebで公表されますので、自己採点しつつ結果を確認できます。

 

ちなみに、宅建試験が終わった直後は、資格試験予備校各社で正解速報と合格ラインの予想合戦が始まります。

受験者は、その予想を見ながらヤキモキする日々を過ごします。

各社の正解が分かれる問題が出たり、合格ラインの誤差も1~2点はありますので、どっちに転ぶか分からない点数での自己採点となった場合には、不安な気持ちで合格発表を待つことになります。

 

まとめ-しっかり勉強するのが基本だけど、要領よく進めることも大事

基本的にはきちんと勉強することが大事ですが、試験問題に要領よく立ち向かったり、出願の手間を減らすことで勉強の時間を増やしたりすることができれば、確実にプラスにつながります!

 

時間には限りがありますので、限られた時間を有効に使うということにも、ほんの少し気を配ってみてください。

もし、取り入れられそうな内容がありましたら、ぜひやってみてくださいね。

 

受験勉強のモチベーションアップも大事なポイント。

モチベーションを保つためには、合格後のことを考えてみるのもいいですね。こちらも気分転換にどうぞ!

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はじめまして、大空みさきです。

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ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

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