FP1級実技2つの得点源とは~2018年2月受検者Presents~

ステップアップ

前回は、FP1級実技試験の受検に役立つ参考書や、勉強会についてご紹介してきました。

まだご覧になっていない方は、

FP1級実技試験の学習用ツール

をご覧ください。

 

それでは、いよいよ学習を始めて行きたいと思います。

基本的には、私がやってきた学習法をご紹介しますが、やってみたうえでの反省点もありますので、その辺にも触れながらお伝えしていきますね。

 

 

STEP1 まずは全体像をつかむ

いったいどんな試験なのか、どういう出題が予想されるのか、イメージがつかめないことには対策も立てられません。

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を1周読んでみます。

 

・・・と簡単に言いましたが、真剣に覚えようとか思いながら読んでいると、恐ろしく時間がかかります 😥

まずは、回答ができるようにしようとか思わずに、雰囲気をつかむことを目的にして、さらっと1回読んでしまうといいでしょう。

私は、最初のうちはあれこれと調べたりしながら時間をかけて読んでいましたが、途中から切り替えて、まずは読むことに集中しました。

 

読んでみていただくと、提案例はざっくりとしていますが、解説がみっちり書かれているのがわかります。

解説の内容がある程度頭に入っていないと、一見ざっくりとしているように見える「提案例」がひねり出せないものです。

 

また、先に進むにつれて、同じような項目が出てきた場合には【第■問(■■年■月■日参照)】とだけ、そっけなく書かれるようになります。

まあ、仕方がないと言えば仕方がないのですが、あとで調べたいときには意外と探しにくいです。

ついでにページ数をメモしておくと、後々役立ちます。

 

 

STEP2 本番試験のイメージをつかむ

問題集のガイダンスページに、実際の試験の流れや、元面接官からのアドバイス、受検者の体験談などが書かれていますね。

これらについては、STEP1で問題集を1周読んでいるので、なんとなく頭に入っていると思います。

 

ですが、より具体的な、ナマのアドバイスを見ておいた方が、イメージが膨らみます

あえて、先に具体的な事例に目を通しておきましょう。

「FP1級 実技 感想」などで検索してみると、実際に受検した方の体験談が出てきます。

いくつか拾い読みすることで、リアルな面接の状況が見えてきます。

 

私の体験談もまとめてありますので、

FP1級実技試験当日の感想

をご覧ください。

 

思っている以上に緊張感がありスラスラとは言葉が出てこないことが感じ取れるはずです。

しっかりと準備をしていたとしても・・・です。

プロの漫才師でも「何度もやったネタを飛ばすことがある」という感覚がよーく分かります 😥 

 

ですが、逆にそのことを理解していると、多少本番で言葉に詰まったり、悩んだりしてもあせらなくなります

 

 

STEP3 配点と鉄板問題を押さえる

出題分野と配点が公表されていますが、いったいどうすれば何点取れるのか? は全く分かりません。

ですが、実は、この配点表に学習のヒントが隠されています

分野名 配点
顧客の問題点の把握 40点
問題解決策の検討分析 60点
顧客の側に立った対応 60点
FPの倫理法令順守 40点

 

 

得点源1 FPの倫理と法令順守(40点)

ここは、最も対策が立てやすいところです。

試験の際の設例は、PART1とPART2の2つに分かれています。

 

それぞれの面接の一番最後に、この分野に関する問いが投げかけられます。

(試験終了が間近になった合図とも言えますね。)

 

PART1 FPの倫理

ここで聞かれることは、

  • FPの倫理は何があるのか?
  • その中で、この設例において最も重要なことは何か?

この2点です。

 

FPの倫理は、過去の問題集では4つがあげられていました

  • 顧客利益の優先
  • 守秘義務の遵守
  • 顧客に対する説明義務(アカウンタビリティ)
  • インフォームド・コンセント

ですが、最新版の対策問題集では、2つ追加されています。

  • コンプライアンスの徹底
  • 能力の啓発

こういう背景があることは、頭に入れておくといいと思います。

 

2月試験の際には、試験官によって

✔ 4つの倫理を教えてください

✔ FPの倫理について教えてください

など、質問の表現が異なっていた様子でした。

何度も試験を担当している試験官の場合、4つの倫理という言葉が染みついているのかもしれません。

 

6つだと思って勉強していた人が、「4つの倫理は?」と問われたら、パニックになる可能性がありますよね。

この点は、知っておいて損はない豆知識です。

 

この設例において最も重要なことは何か?

なんの準備もなく、このような聞き方をされると、どう答えたらいいのか戸惑ってしまいますよね。

この設例において」という問いかけにより、何か深い意味があるのではないか? と悩みがちです。

 

ですが、この問題に決まった答えはありません。

 

自分のなかで、一番大切にしたい項目を決めておき、その理由を簡単に述べれば大丈夫です。

ちなみに私は、どんな問題だったとしても、「顧客利益の優先」で行くと決めていました。

 

余談ですが、

ちょっと気になっているのは、フィデューシャリー・デューティーです。

近いうちに、質問事項に加わってきそうな予感がします。

 

PART2 法令順守

ここで聞かれることは、

  • この設例に関係して、どのような専門家と連携するか?
  • 専門家の領域に踏み込むことはできるのか?

という点です。

 

PART2 は、多くは不動産オーナーに関する設例が用意されます。

別の視点がメインだったとしても、不動産は絡んでくることが多いです。

 

税務と不動産関係を中心に、よく登場する専門家は決まっています。

問題集のそれぞれの設例からピックアップし、1枚にまとめておくと、見直しや最終確認がしやすくなります。

 

専門家の占有領域に関する質問については、謙虚に答えましょう。

例えば、FPは個別具体的な税務相談はできませんよね。

税理士の独占業務にあたります。

 

私は税理士の資格を持っているので、税務相談もできます!

というようなご発言は、(例えそうだったとしても)試験のときにはやめておいた方がいいでしょう 😐

おそらくですが・・・

試験官をされている方々が、多くはFPではなく士業の方なのではないかと。

 

特に税理士などではないかと思うのです。

試験問題の偏り具合を考えると、そんな気がしてしまいます。

なので、専門家へのリスペクトはお忘れなく!

 

 

得点源2 顧客の問題点の把握(40点)

こちらも、よく見ると定型化されているのが分かります。

 

PART1 問題点の洗い出し

一番最初に、「設例を読んだうえで、顧客が抱える問題点を洗い出してください」というようなことが問われます。

 

この質問、冷静に考えると、文章読解力の問題だったりします。

設例にある問題点を、もれなく拾い出して読み上げればOKです。

(でも、緊張していると、意外ともれが出ます。)

 

ちなみに、試験の時には、筆記用具の種類は自由です。

ボールペンの他に蛍光ペンを1本用意しておき、問題分の該当箇所に色塗りをしてしまいましょう。

 

私は、ついでに番号もふっておきました。

あとは、面接官の前で、飛ばさないように1つずつ読み上げるだけです!

 

といいながら・・・

実は、私は試験を受けた際に、回答を終えたところで、試験官に即座にあと1つ」と言われました。

(ちょっぴりあせりました 😥 )

 

試験官の方が、何か手元の資料にチェックしながら聞いている雰囲気があったので、あげるべき項目がリストアップされているようです。

でも、不足があったとしても、ヒントを投げかけてくれます

慌てず、冷静に対応すれば大丈夫です。

 

 

PART2 顧客から聞くこと、自分で調べること

ここはPART1のように単純ではありません。

それでも、やはりパターンはあります。

 

顧客から聞くこと

本人にしか分からないこと、トラブルの理由、関係者の意向あたりを中心に、ピックアップするといいと思います。

お客様に寄り添うこと、本当のニーズを引き出すこと、に主眼を置いて聞くことを考えると、外れはないでしょう。

 

自分で調べること

設例により、多少アレンジは必要になるものの、基本的には、

 ✔ 現地調査

 ✔ 権利関係の確認

 ✔ 法令上の制限

 ✔ 周辺環境や市場調査

 ✔ 課税関係や非課税等の特例

あたりに集約されていくと思います。

 

だいたいパターンは決まってきますので、

「自分で調べること」については、問題集のそれぞれの設例からピックアップし、1枚にまとめておくと、見直しや最終確認がしやすくなります。

 

実は、試験勉強をしている最中に、宅建士の登録実務講習に行ってきたのですが、そこで習った「宅建士がやるべき調査」と、ここで問われていることがほぼ同じでした。

「宅建士 不動産調査」などで検索してみて、ひと通り目を通しておくと、イメージがつかみやすくなるかもしれませんよ。

「ハザードマップ」や「がけ条例」についても調べます!とか言っておいたら、ポイントアップにつながる・・・かもしれません。

 

いかがでしょうか?

形式的な部分、得点源としやすい部分が、なんとなく押さえられたかと思います。

 

のこりの分野について、どのように勉強をしていったかは、

FP1級実技試験の勉強法

をご覧くださいね。

 

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