FP1級実技試験の勉強法~2018年2月受検者Presents~

面接官

※この記事にはプロモーションが含まれます。

 

 

1級ファイナンシャル・プランニング技能士のみさき(@fpmisaki2)です。

 

まずは、自信をつけるために、鉄板問題をおさえよう! ということで、2つの得点源をご紹介しました。

まだご覧になっていない場合には、ぜひこちらをご覧ください。

 

さぁ、いよいよメイン部分の勉強法に入っていきます。

ここでご紹介するのは、あくまでも、私が行った勉強法です。

人によって向き、不向きはあると思いますが、部分的にでも使えそうなところがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

確実に言えることは、面接試験ですので、「コミュニケーション力」が大切です。

試験官が何を聞いてきているのか? ということに対応できる柔軟性を身に付けることが必要。

自分がしゃべりたいことばかりを押しつけないように、気を付けたいですね!

 

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まずは、大きな流れを知ろう【ステップ1】

試験は、PART1とPART2に分かれています。

ものすごくざっくりと分けると、

  • PART1は、非上場株式会社のオーナーまたは個人事業主の事業承継
  • PART2は、不動産オーナーの不動産有効活用に関するお悩み

それらの方々に、子どもや孫などの親族がたくさんいて、住宅資金や教育資金にお困りだったり、相続にまつわる心配があったりするという構成の設例が多いです。

そのため、

  • 事業承継対策-PART1
  • 不動産関連対策-PART2
  • 相続税・贈与税の特例関係-PART1・PART2共通

を中心として、一連の流れをイメージしながら知識を紐づけていく必要があります。

 

既に相談業務をされていて、経験がある方は大丈夫なのかもしれませんが・・・

私は資産家の方々にアドバイスをするような機会はゼロでしたし、身近に経営者や不動産賃貸業を営んでいるような方がいなかったので、正直なところ、勉強しても実際の活用の仕方をリアルにイメージできていませんでした。

覚えるべき特例や制度を1つずつ頭に入れていき、知識としては増えた気がするのですが、

  • 株価を下げちゃって、経営には問題ないの?
  • 株価を引き下げたタイミングで相続が起きるとは限らないよね?

とか、モヤモヤが残り続けていました。

 

そのため、アドバイスをするにあたっての「核」が生まれにくくなり、何を答えるのが正しいのかが見えなくなっていたのが、正直なところでした。

こうした悩みを抱えていたときに、全体像を把握するうえで役に立ったのが、実践 事業承継の勘所という本です。

この本をひととおり読むことで、

  • 資産承継対策には、時間がかかること
  • 家族内の遺産分割対策が重要であること
  • 税金対策におぼれてはいけないこと
  • 事業承継を相続に委ねるのは危険であること

というような観点が見えてきました。

何から始めればいいのか?何が大切なのか? という全体像がつかめたことによって、自分自身の回答に自信が持てるようになった点は大きかったです。

面接試験は対面で会話をするわけですから、自信のなさは圧倒的に自分を不利にします。

私のように相談業務の経験がない方や、問題集を1周読んで不安を感じた方は、先にこの本を読んでおくと、勉強における時間のロスを防げると思います。

 

オリジナルQ&Aを作ってみよう【ステップ2】

問題集には、質問例や解答例が載っていますので、何度も読んでいると答えられそうな気がしてきてしまいます。ですが、実際にはそんなに甘くありません。

そこで、あえて自分でQ&Aを作ってみるのがおすすめです。

 

当日は、自分の言葉で説明する必要があります。テキストの言い回しを、そのまましゃべるわけではありませんよね。

そして、もちろん同じ問題は出ませんので、初見の問題に対応する能力が必要になります。

 

文章や言葉には人それぞれの癖があり、それにあっていないものは、うまく表現ができません。

そこで私は、自作のQ&Aを作り、特に解答部分は自分が話しやすい言葉でまとめるようにすることを学習の核としました。

 

手書きの方が頭に入りやすい方は、手書きで作るのもいいと思います。

私は、推敲のしやすさとスピード重視で、Wordに入力して作成していきました。

 

ただし、文章を入力しながら頭に入れるというスタンスに立ち、コピペは使わずに、特例の名称なども出てくる都度、個別に入力していくというルールを自分に課してました。

できあがりは、あえてB5サイズでコンパクトにしておき、持ち歩いて通勤などのスキマ時間に読み返すことで、繰り返し学習。

問題集は分厚くて重たいので、荷物が少なくなるという利点もありますね 😉 

 

回答は、声に出して読んでみよう【ステップ3】

私自身の経験として、なんとなく頭に入ったつもりでいても、実際にしゃべってみると言葉に詰まったり、わけが分からなくなったりしたものでした。

そのため、早めの段階から「言葉に出す」ということを意識しておいた方がいいでしょう。

 

問題の部分を誰かに読んでもらって、自分の言葉で答えていくという、模擬面接形式をとれるのがベストです。

ですが、それが難しい場合でも、質問を頭の中で読みあげて、解答を言葉に出すという方法で構いません。

 

先に作ったQ&Aの、Qの部分だけを抜き出したものを準備しておくと便利です。

(そういう意味でも、Wordで作業しちゃった方が、加工は楽です。)

 

その際、ぜひキッチンタイマーなどで、12分を計ってみてください。

12分という時間を体感しておくだけで、当日の緊張感が和らぐはずです。

 

非常に恥ずかしいとは思いますが・・・

なんとか時間や場所を見つけて、早めの段階で一度やってみてください

自分がどれくらい対処できるのか、知っておくことは大事です。

 

ちなみに私は、想像以上に言葉が出てこなくて、正直なところあせりました 😥

 

周辺知識を入れておこう【ステップ4】

面接試験は、その場の限られた時間が勝負です。

筆記の場合には、一度後回しにして冷静に考えるというようなこともできますが、面接ではそうはいきません。

そのため、わけの分からない問題を聞かれてパニックになるというパターンが一番怖いです。

普段から、月刊誌KINZAIファイナンシャル・プランや、インターネットのマネー記事などにスキマ時間で目を通しておくと、知識の幅が広げられます。

 

例えば、

なんかを見つくろって読んでいました。

 

他にも独立系FPや税理士のブログで、比較的平易に様々な制度を紹介しているサイトを見つけては、ちょこちょこチェックしてみたりしました。

これらをやっていたおかげで、変化球だった「家族信託」メインの設例にも、慌てることなく対応ができました。

 

時間を計って設例を読もう【ステップ5】

事前に設例を読む時間は、15分間です。

試験監督者がタイマーで計っていて、時間が来るとピピっと鳴ります 😯 

この15分間で、何ができるか、何をするか?を事前に決めておくと、慌てずにすみます。

 

私は、あれこれ試してみた結果、

  1. 一番最初に、設例の最後の「質問事項」を読んで、頭に入れる。
  2. 顧客の問題点に当たる部分に、マーカーを塗りながら読む。
  3. 忘れないうちに、「PART1 FPの倫理」「PART2 FPが自ら調べること」の頭文字くらいをメモしておく。
  4. 提案のポイントを可能な限りメモする。

という順番で、時間を使うことにしました。

1は、特にPART2で有効です。何が聞かれるのかが頭に入っていると、設例のポイントが見つけやすくなります。

2は、解答もれ防止策です。塗り間違いに対応できるように、こすると消えるフリクションペンを持っていきました。

3は、緊張したときの対策です。想定外の問題が飛んできて、頭が真っ白になったとしても、ここだけは解答ができるように、自分への保険をかけておくことにしました。

4は、適当な殴り書きで構わないので、時間が許す限り、思いついたことをピックアップしておきます。

 

こんな感じで、自分にあった方法を見つけ出しておくといいと思います。

少なくとも、15分が長いと感じるか、短いと感じるか、体感しておくのは大事です。

 

 

いかがでしょうか?

そんなこと、言われなくてもわかるよね!ってことも多かったと思います。

ですが、実際にやっておくかどうかは大きな違いです。

少しでも、これから受検される方の学習のヒントになればうれしいです。

 

私は、このような対策を経て、無事に合格することができました。

でも、やっぱり試験本番は、うろたえる場面が出てくるものですね。

当日の様子をまとめてありますので、ぜひ面接試験の疑似体験をしてみてください。

 

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ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

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