しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。
積立投資を行うファンドも決めたので、あとは取引の窓口となる販売会社を選ぶだけ!
でも、金融機関なんてどこでも一緒じゃないの?
これが意外と違うんです。
ちゃんと選んで始めないと、結果としてマイナスからのスタートになってしまいます 🙁
~おさらい~ 投資への道 4ステップ
- 資産配分を決める
- 積み立てるファンドを決める
- 販売会社を選ぶ ←いまここ 😀
- 運用状況の確認とリバランス
スポンサーリンク
窓口対面型か、ネット系か、あなたならどっち?
投資信託を買おうと思ったときには、まずはじめに銀行や証券会社の窓口が思い浮かぶと思います。
もう口座も持っているし、すすめられたからついでに投資信託も始めちゃおうかなぁというパターン、けっこう多いのではないでしょうか。
その他に、インターネットで売買ができるネット系の銀行や証券会社もあり、使う人が増えてきています。それぞれのメリットやデメリットを確認しておきましょう!
窓口対面型のメリット
- 窓口の担当者が相談に乗ってくれる
- 各種手続きを窓口の担当者が進めてくれるので、ラク
- ライフプランや他の資産運用などの相談に乗ってもらえる
窓口対面型のデメリット
- 自行の商品しか、すすめてもらえない
- 窓口で話をしていると、買わなきゃいけないような気持ちになる
- おすすめされる商品が、お客様にとってのおすすめだとは限らない
金融商品は、日用品とは違って、高いか安いかの判断が難しいため、証券会社や銀行がすすめる商品を、何の疑問も持たずに買ってしまうことが多いです。
ですが、窓口販売では「毎月分配型ファンド」と呼ばれる、複利効果が得られない(でも、金融機関の販売手数料は高い)商品をすすめられることも多いようです。
売り手側としては「毎月分配金がもらえるんだよ!」というセールストークが展開でき、短い時間でお客様の心に刺さりやすいですし、手数料も高いから利益になるので、まさに売り手優位の商品だったりするのです・・・
もちろん、対応に信頼感が持てて、安心できるのであればいいのですが、少なくとも即決はせずに、一度持ち帰って冷静に考えるクセはつけておいた方がいいでしょう。
銀行員や証券マンにもノルマや目標がありますので、どうしてもお客様本位に(立ちたくても)立てないという現実があります。
こちらの資産状況や運用の目的などもしっかり聞かずに、いきなり「おすすめの投資信託は〇〇で・・・」とか、「今一番人気なのは〇〇で・・・」なんていうセールストークから入ってくるようであれば、注意すべきでしょう。
保険も同じですが、自分は知識がないから窓口で買う!という発想は危険です。
やはり、ある程度は自分で知識をつけておかないと、ソンをしてしまいます。
ネット系のメリット
- 好きなタイミングで注文できる
- 関連記事や動画、銘柄検索ツールなどの情報量が多い
- 各種手数料が安い
ネット系のデメリット
- 自分で、一から商品を探さなければいけない
- 手続きを全て自分でやらなければいけない
- ネット取引への抵抗感がある場合には使えない
一応、デメリットとしてあげましたが、普段ネットショッピングを使っていたり、お仕事でパソコンに触れていたりする方であれば、操作方法については、さほど難しくありません。
ファンドの選択で、さんざん「コストを下げてリスクを減らす」ことが大事と言ってきましたので、金融機関選びの段階で、コストが高い商品しかないような環境に飛び込んでしまったら、元も子もありません。
きちんと商品を理解し、自分で決めるというスタンスに立つことも含めて、手数料が安いネット系の銀行や証券会社を活用してみることをおすすめします。
ちなみに、ゆうちょ銀行やメガバンクなどの大手銀行でも、窓口販売とネット販売では手数料が異なることが多いです。「ネットへの抵抗感」さえなければ、ネット利用一択と言って間違いありません。
どうしても、一人で決めるのが不安な場合
ある程度、投資に回したい金額が大きく、自分だけでの運用が不安・・・という方の一つの選択肢として、IFAのアドバイスを受けるという方法があります。
もともとは、アメリカで普及した制度で、「Independent Financial Adviser」の略語です。日本では、独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれています。
IFAとは、独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家のことです。
提携している金融機関などの金融商品から、お客様のニーズにあった商品を提案したり、口座開設などの取引をサポートしてくれます。
提携先の金融機関は複数となっていて、独立性が重視されているのが特徴です。
それなりに資産があって、長きに渡って信頼できる専門家のパートナーが欲しい場合には、選択肢の一つになり得ると思います。
誰をパートナーに選ぶのかが最重要課題になりますので、IFA個人のサイトやブログ等で発信されているメッセージや実績をしっかり確認し、自分の考え方や性格にあっているか、しっかりと見極めたうえで相談するようにしましょう。
ネット証券を比較してみよう
それでは、手数料が無料の金融機関を、いくつかピックアップして比較してみたいと思います。
つみたてNISA
売買手数料 | インデックス型 | アクティブ型 | |
SBI証券 | 無料 | 122本 | 11本 |
楽天証券 | 無料 | 118本 | 11本 |
マネックス証券 | 無料 | 111本 | 10本 |
松井証券 | 無料 | 74本 | 9本 |
iDeCo
口座管理料 (月額) |
手数料 (加入・移管) |
手数料 (運営機関変更) |
投資信託 | |
SBI証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 63本 |
楽天証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 30本 |
マネックス証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 21本 |
イオン銀行 | 無料 | 無料 | 無料 | 16本 |
~補足メモ~
SBI証券
ネット証券で口座開設数No.1の最大手。
つみたてNISAもiDeCoも商品数は多いです。
楽天証券
投資信託の最低購入金額が100円。
楽天スーパーポイントで投資信託を買うことが可能。
積立代金を楽天カード払いにして、ポイントもためることも可能。
マネックス証券
投資信託の最低購入金額が100円。
資産設計アドバイスツールが使えるので、商品選びのサポートになる。
iDeCoは他の金融機関と異なる商品のラインナップが充実している。
松井証券
投資信託の最低購入金額が100円。
ロボアドバイザーが資産配分の提案や運用のサポートをしてくれる「投信工房」という情報ツールがある。
イオン銀行
iDeCoの商品数は少なめだが、信託報酬は低い商品が多い。みずほ銀行が運営管理機関となっている。
これらを参考に、
- 自分が興味がある商品が用意されているか?
- サイトを見てみて、分かりやすいか(使い勝手がよさそうか)?
- サポート体制は自分にあっているか?
という観点から決めるのがいいでしょう。
iDeCoナビというサイトに、取扱金融機関比較があります。使いやすさが★1つ~3つで表現されている金融機関もありますので、あわせてみてみるといいですね。
ちなみに私は、SBI証券と楽天証券を使っています。
SBI証券の口座は、オールマイティなので、1つ持っておいてソンはないと思います。
住信SBIネット銀行と相性がいいのですが、ATMからの引出手数料や振込手数料の無料回数枠が多く、ゆうちょ銀行ATMとコンビニATMが使えるので、ほぼ困ることなく活用ができます。
楽天スーパーポイントに、ポイントサービスを集約している場合には、楽天証券も使っておくといいですね。
楽天銀行と合わせて使うと、普通預金利息が0.10%に跳ね上がるというおまけもついてきます。
詳しくは、こちらをご覧ください!
おわりに
手数料がかかるかどうか? は、結局のところ人件費がどれだけかかるかです。
銀行や証券会社の窓口で、手取り足取り進めてもらうということは、それだけ人件費がかかっているわけですから、手数料に跳ね返ってきても仕方がありませんね。
プロの力を借りて、有益なサービスを提供してもらうために、それに見合ったコストを払うことは、プラスになる使い方と言えます。ですが、自分でもできることなら、やってみることでコストを下げたいですよね。
サービスに対して、お金をかけるべきかどうか? その価値はあるのか? という観点で判断するクセは身に付けておくといいと思います。
そのためには、ある程度は自分で理解をしておき、やってみるという経験をしておくことは大事ですね。
ぜひ、自分なりに理解・納得しながら、金融機関を選んでみてくださいね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク