投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022 に投票しました

未来への希望

※この記事にはプロモーションが含まれます。

 

 

こんにちは、みさき(@fpmisaki2)です。

 

「投資を始めたいと思うのですが、どうやって商品選びをしたらいいのでしょうか?」

 

このようなご相談を受ける機会が、以前よりも増えてきたように思います。

今まで全く「投資」をしたことがないけれど、テレビや雑誌などを通じて、iDeCoやつみたてNISAの存在を知り、始めてみたい!と思いつつ、何から手を付けたらよいか分からない・・・というお悩みは多いですね。

こういうご相談を受けたとき、FPの資格だけでは、個別具体的な商品をお薦めをすることができません。
「投資助言業」の免許がないと、行ってはいけないことになっているからです。

投資助言業とは?相手方に対して、「有価証券の価値等」「金融商品の価値等の分析に基づく投資判断」に関し、「口頭、文書、その他の方法」によって助言を行い、その対価として報酬を頂くことを内容としています(法2条8項11号)

そのため、ご相談を受けた場合には、探し方や考え方のポイントをお伝えして、最終的にはご自身で商品選びをしていただくための道すじを付けていくというアプローチをすることになります。

 

そんなとき、商品選びの参考になるよ!とご紹介をしているのが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」です。

 

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」とは、

証券会社の宣伝やうたい文句に惑わされず、自分たちにとって本当に良いと思える投資信託を、投信ブロガーが選んで広めて行こう。
そんな趣旨のもと、2007年から行われている、ある種のイベント(?!)です。

ひらたく言えば、本当に商品を買っているユーザーで、しかも投資のことをブログに書いてしまうくらい好きな人たちの口コミ情報の集合体ってところですね。

 

Tsubasa
みんなが、自分の「推し商品」に投票しているってこと?
Misaki
分かりやすく言えば、そういうことかな。
必須ではないんだけれど、投票した商品とその理由を、自身のブログに書いている方も多いね。

今でこそ、本当に買いたいと思える投資信託・国内ETFが増えてきていますが、15年前は低コストで分散投資をすることができるファンドなんて、ほとんどありませんでした。
個人投資家目線で「良いと思えるファンド」にたどり着くこと自体が、難しい状況だったのですね。

そうした苦難の時代から、運営委員の皆様が地道に発信を続けた結果、イベントの知名度も投票者数も上がっていきました。
今では、金融機関側もこのランキングに入るかどうか、順位がどうなるかを大きく意識するようになっています。

きっと、ファンドの知名度アップや売れ行きにも効果があるのでしょう。
それだけ、この「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」を商品選びの参考にしている方は多いのだろうと思います。

Misaki
ちなみに、MORNINGSTARが実施しているFund of the Yearというものもあります。
名前は似ているのですが、全く別物ですのでご注意ください。

現在公表されている最新のランキングは、Fund of the Year 2021です。
今は、2022年版の準備期間。11月いっぱいが、Fund of the Year 2022の投票受付期間となっています。

 

私自身も、こうしてブログを書いていますので、投票資格を持っています。
2018年から、毎年投票をしていますので、今年も投票をしましたよ!というご報告です。

Misaki
本当に存在するブロガーが投票したのかを確認するために、投票したよ宣言をブログで行うお約束になっています!
Tsubasa
今年は、試験的にYouTuberとTwitterユーザーも投票できるようになっているんだね。
Misaki
そうなの。ブロガーのランキングと、YouTubrやTwitterユーザーのランキングに差が出るのか、私も気になっています!
部門をまたがっての重複投票はNGなので、わたしは従来通りのブロガー枠で投票しました。

11月いっぱいで行われた投票が集計され、そしてコメントが集約されて、2023年1月21日(土)に、Fund of the Year 2022の結果が発表されます。
オンラインで結果発表&表彰式の模様がみられます。300円で視聴可能なので、興味がある方は参加してみてくださいね。

Misaki
わたしも参加する予定です!

スポンサーリンク

Fund of the Yearを上手に商品選びに取り入れるには、コツがある

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」の結果は、商品選びをするうえで、とっても参考になります。
ただし、上手に活用するためには、ちょっとしたコツがいります。

それは、インデックスファンドやアクティブファンド、全世界株式や先進国株式など、ベンチマークもタイプも異なる商品たちの中で、得票数が多かった商品のランキングが発表されているからです。

 

ランチに行くお店を探したいというときに、
和食のお店、定食屋さん、ラーメン屋さん、フレンチレストラン、中華料理、高級イタリアンなどなど、あらゆるジャンルがごちゃまぜの状態で、みんなのイチオシが入っている・・・というようなイメージです。

そのため、自分が食べたいものが、何なのか?というところは、先に決めておかないと、選びにくいということですね。
本当は中華料理が食べたかったのに、なぜか和食のお店に入ってしまった・・・なんてことにならないように、注意が必要です。

つまり、第1位のものを買っておけばいいじゃん!という考え方だと、ちょっと荒っぽすぎるということです。

こうした特徴を踏まえた、Fund of the Yearの上手な活用方法をご紹介しておきます。

 

1.複数年のランキングを見てみよう

もちろん、最新のランキングはしっかりチェックしたいですね。
ただし、その時の流行とか空気感で上位にランクインした商品があるのも事実です。

公式サイトには、2021年度以前のランキングも掲載されています。
最新のものだけではなく、過去数年分のランキングもあわせて見てみることをおススメします。
そうすることで、「単なる流行ではなく、根強い人気のファンドはいったいどれなのか?」ということが見えてくるからです。

 

2.順位だけではなく、コメントに注目しよう

個別の商品選びよりも前に、資産配分をどのようにするか?というところが大事になってきます。
投資に回す金額や金融資産のバランス、投資の目的や個人の性格など、さまざまな要素によって、心地いいラインは変わってくるものだからです。

そのため、ランキングの順位よりも参考になるのは、ブロガーたちが「なぜそのファンドに投票したか?」というコメントの部分です。
こちらのように、上位の商品には、選定・評価理由の抜粋が載せられています。
気になる商品があったら、コメントをしっかり読み込んでみると、人気の理由が分かります。

 

この2つを意識することで、良く分からないけれど流行りのものに乗っかろう!という感覚ではなく、地に足がついた形で商品選びができるようになりますよ。

 

 

私が投票した商品と、その理由(これまで&今回)

なりすましを防ぐために、自分のブログで「投票しました!」宣言をする必要はありますが、何に投票したかまでを公表する必要はありません。
ですが、「投票しました!」だけのブログでは、(書いていても)全くおもしろくないので、毎年なんらかの形で投票した商品をご紹介しています。

私自身は、2018年から投票をはじめて、早いもので5回目の参加となりました。
そこで、今年投票した商品について紹介する前に、これまでに私が投票をしてきた商品を振り返ってみようと思います。

 

昨年までは、1人につき5ポイント持っていて、それを自由に配分できる方式でした。
つまり、最大で5本の商品に投票することもできるし、1本に5点を投じることもできたわけです。

2018年に投票した商品

3ポイント:楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

2ポイント:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

2019年に投票した商品
3ポイント:e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2ポイント:農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

2020年に投票した商品
3ポイント:e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2ポイント:楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

2021年に投票した商品
5ポイント:楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

改めて振り返ってみたのですが、私の推しファンドは、さほど変わっていないようですね。
特に、ほとんど毎年登場しているのが、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)です。

残念ながら、ランキング上位に入ったことはありませんが・・・
そうなることは分かったうえで、しつこく投票し続けています(笑)

 

さて、今年度からは、投票の方式が変わりました。

  • 投票者は最大で3つの投資信託に投票できる。
  • 投票順に、1つ目の投資信託には3点、2つ目の投資信託には2点、3つ目の投資信託には1点が自動的に配点される。

このようなルールとなっています。

 

いったん過去を振り返りつつ、2022年のラインナップは、つぎの3本に決めました。

1位 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
2位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
3位 e MAXIS Slim米国株式(S&P500)

それぞれ、簡単に理由などをまとめておきます。

 

1位 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

長年にわたり、私の中では推しファンドとなっています
全世界の株式と、全世界の債券を50:50で組み合わせたバランスファンドです。

楽天インデックスバランス交付目論見書引用:楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)交付目論見書より

債券部分は為替ヘッジありとなっています。
ヘッジコストはかかるものの、値幅を小さくして安定感を持たせるという意味では良い選択といえるでしょう。

攻めの投資というよりも、ゆっくり資産を育てていきたい方に向いている商品ですね。
このファンド1本に投資をしておけば、株式と債券のリバランスを勝手にやってくれます。
大きく資産を減らしたくないけれど、運用は続けたい。そしてリバランスの手間もかけたくない・・・という時には、いい味を出してくれる商品です。

この商品は、資産形成期を終えて、老後の生活が見えてきたときに光り輝くものだと思っています。
老後が近付いてきたところで、値動きの幅をおさえつつ、資産を育てていくにはとても良い比率のバランスファンドです。
しかも、コストが高くなりがちなバランスファンドの中では、かなりの低コスト。

ただ、あまりにも地味すぎて、売れていないのが難点です・・・
純資産総額は、2022年11月18日現在で、たったの44.4億円です。。。

 

最近、投資を始めた方は、資産形成期にある方が大多数ですね。
そのため、株式集中投資になるのは必然的です。
なかなか人気が出ないのは、正直なところ仕方がないかなと思っています。

それでも、ライフステージに合わせて、攻めだけではなく、守りの投資にも役立つ商品が選べるように、末永く残って欲しい。
そんな思いで、しつこく投票し続けていますので、4度目の登場となりました。

こちらの商品については、昨年熱く語っていますので、あわせてご覧ください。

 

2位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

こちらは、2019年に引き続き、2度目の登場となりました。
実は、私が「おおぶね」の存在を知ったのは、Fund of the Year2018がきっかけでした。

Misaki
初めて、投票する側に回った年のランキングで発見しました!

当時は、農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選Fという名称でしたが、上位20位までにランキングされている商品で、唯一見たことがなかったんですね。

Misaki
農林中金ってどういうこと???
農業関係に投資するのかな???

お恥ずかしい限りですが、このくらい無知な状態での出会いでした。
そうなると気になるもので、コメントを読んだうえで、詳しく調べてみたわけです。

米国の企業30社程度に集中投資をするアクティブファンドですので、インデックスファンドへの長期分散投資をメインにしていた私にとっては、邪道中の邪道に見えました。
ですが、株価ではなく、企業価値に注目して投資先を決めているという点で、非常に興味が湧いてきたんですね。

おおぶね目論見書

引用:農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 交付目論見書より

 

保有者向けに、月1回のペースでオンラインの運用報告会が行われるのも魅力的なポイントです。
現地調査で得られた知見や保有株式を売却した理由などが、詳細に語られますし、チャットで質問をすることもできます。
双方向のコミュニケーションができて、内容もとても面白く、勉強になりますね。

さらに先日は、年に1回行われる年次総会に抽選で当選し、企業訪問をさせていただくことができました。

運用成績も良いので、資産自体もしっかり育っていますが、それ以上に知的資産が増える(気がする)ところに大きな価値を見出しています。

ファンドマネージャーの奥野一成さんの著書は、投資をする/しないに関わらず、お仕事をされている方は一読しておくと良いですね。
会社や仕事との向き合い方を変える、良いきっかけになるように思います。

明確な理念を持ち、受益者と運用者がともに育てていくファンドに投資をしたい。
そんな気持ちにさせてくれた点でも、思い出深い商品です。

インデックスファンドへの長期分散投資が、誰もが取り組みやすい投資の最適解だという思いに変わりはありません。
ですが、その一方で、こうした優良なアクティブファンドに投資をすることで得られるものがある、ということも広く伝わると良いなと思っています。

Misaki
どうでもいい話ですが、CMに及川みっちーを起用したのも好印象でした。
色眼鏡で見られがちですが、とってもクレバーな方ですので。
Tsubasa
それは、単にみさきがみっちー好きってだけじゃん(笑)

 

3位 e MAXIS Slim米国株式(S&P500)

こちらの商品は、ずっとつみたてNISAで買い続けているのですが、投票したのは初めてとなります。

Misaki
どうせ、他のみなさんが多数投票するだろうからいいかって気持ちが強かったのも事実です。

今でこそ、米国株式への投資は当たり前のように語られていますが、どちらかというと世界分散の方が主流(?!)という印象がありますね。
米国1国に集中するのが良いのか、カントリーリスクがあるのだから全世界に分散するのが良いのか、という点は、しばしば議論になります。

こういった、どの指数に投資をするのかという問題は、自分の中で腹落ちして決めるしかありませんね。
ですが、米国株式に投資をしたいと思った場合には、最有力候補に挙がってくるのは間違いないファンドです。

今回、投票の対象にしようと思ったのは、こちらが理由です。
『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』インデックスファンドとして初の純資産総額1兆円を突破

slim S&P500 1兆円突破

引用:2022年2月10日付 三菱UFJ国際国際投信株式会社プレスリリースより

2022年2月10日付のプレスリリースなのですが、インデックスファンドで1兆円を突破するのは初めてということですね。
しかも、ファンド設定から3年7ヶ月で大台を突破したというスピードにも注目したいところです。

ちなみに、2022年11月18日現在の純資産総額は、1兆6301.77億円になっています。
2兆円突破も、そう遠くない未来にやってきそうですね。

こうした実績に敬意を表して、1票入れることにしました。

 

他のブロガーさんが、どのような商品に、どのような理由で投票するのか。
結果を楽しみに待ちたいと思います。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

profile
大空みさき
はじめまして、大空みさきです。

「お金のことを知ることが、実は最強の投資術。」
ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

このブログを見てくださったのも何かのご縁。
一緒に「お金とともだち」になるための知恵を学んでいきませんか?
→ご相談のお申し込みはこちらから♪

→詳しいプロフィールはこちらを見てください♪

LINEのお友だち登録はこちらから!
無料PDFをプレゼント中です。

執筆協力:たぱぞう著「年収400万円の私にできる投資の正解を教えてください!」
Amazonへのリンク

メディア掲載:日経電子版「投信コラム」
ミサキさんの「投資は怖い」解消術

ゲスト参加:正直FPラジオ
第96回 「集まれ!正直FPな人@大空みさきさん」

保有資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / AFP(日本FP協会登録)/ 宅地建物取引士

→お客様の声を掲載しています
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)