あれから7年-自然災害との向き合い方について考える

仙台の風景

※この記事にはプロモーションが含まれます。

 

 

しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。

 

今日は3月11日ですね。

ちょうど7年前の2011年3月11日午後2時46分。

多くの日本人の心に深く突き刺さっている「東日本大震災」がおこりました。

 

当時は停電や交通マヒなどの混乱はあったものの、私の周りでは大きな被害にあった方はなく、何とか帰宅してテレビの映像で現実を見たときに、あまりの恐ろしさにぞっとしたことを思い出します。

 

約1年後、旅行で宮城・福島を訪れたのですが、バスで移動するときに、右側の車窓の風景と、左側の車窓の風景が全く別物だったことに衝撃を受けました。

左側は、何にもなくなっていたのです。実際に見ないと分からない、東北の被災地の現状を目の当たりにしました。

その時のガイドさんは福島の方で、「どんどん旅行に来て欲しい。そして、いっぱい買い物をして帰ってもらうことが、何よりも地元のためになる」とおっしゃっていました。

 

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現状を知ることの大切さ

ちょっと話はそれますが・・・

私は、もともとお笑いが好きで、2007年のM-1グランプリで初めて見て以来、サンドウィッチマンのネタが好きでよく見ています。

いまでは、すっかり認知され、好感度も高い人気芸人さんになっていますね。

そんなお二人は、当時、気仙沼でロケをしていたそうです。被災者として、恐ろしい光景を目の当たりにしていたわけです。

その後、テレビに出られる立場を最大限に活かしながら、本当に困っていることは何なのか本当に伝えるべきことは何なのかを訴え続けていた姿はとっても印象的でした。

 

今でもそのスタンスは変わっていません。

東北魂TVというコント番組をはじめ、笑いという軸はぶらさずに、伝えるべきことを伝え続け、支援活動を続けていらっしゃいます。

 

そして、お2二人がインタビューに答えている記事が、3月9日の河北新聞に掲載されていました。

印象的だったのが、「震災5年のときに世間が一区切りっていう雰囲気を作っちゃった。でも、地元の人で区切りたいと思っている人は誰もいなかった」というところでした。

 

東日本大震災はもちろんですが、熊本地震、九州豪雨など、日本という国は本当に自然災害が多く、多くの人々が自然の脅威の前で苦しい思いをしてきています。

これらは、当時者にとっては一生終わることがない現実なのです。

心の面はもちろんですが、やはりきちんとした生活を営んでいくためには、衣食住を確保するためのお金などが必要不可欠です。

 

さまざまな助け合いの方法がありますが、そのひとつとして「気持ちをお金で伝える」義援金という方法がありますね。

ですが、いざ義援金を贈りたいと思った時に、託す相手に悩むことがありませんでしょうか。

正直なところ、

  • 本当に困っている人に渡るのだろうか?
  • どういう使われ方をするのだろうか?

と不安になることがしばしばあります。

 

サンドウィッチマンさんは、その瞬間だけでなく、7年間ずっと支援活動を続けてきています。

東北魂義援金が4億円を超えたということで、ニュースになったりもしていましたが、彼らはもちろんのこと、彼らを信じる多くの人々の想いが集まったものだと思います。(伊達さんのブログでも、そのことに触れていました。)

もし、「何らかの形で気持ちを贈りたい」と思っている方がいらっしゃったら、彼らなら間違いなく本来の目的で活用してくれると思いますので、東北魂義援金へ参加してみてはいかがでしょうか。

所属事務所(グレープカンパニー)のサイトに、義援金の受付方法が書かれています。

東北魂義援金について

その他にも、

熊本市 熊本地震への義援金について

日本赤十字社 平成29年からの大雨災害義援金

などが、義援金の募集を行っています。

今日という日をきっかけとして、行動をしてみるのもいいのではないかと思います。

 

ふるさと納税の本来の姿

以前の記事

にも書きましたが、ふるさと納税の本来の目的は、

自分を育ててくれた故郷やお世話になった地域に、自分が納めるべき税金の一部を分配できる仕組みを作ろう!

という趣旨で出来上がった制度です。

 

そこで、この機会に、ほんの少しだけ本来の趣旨に立ち返ってみませんか?というご提案です。

 

ちょっと私ごとになりますが、2017年6月終わりごろに、夏バテ防止用に甘酒をいただきたくなって、ふるさと納税を行いました。

正直なところ、その自治体に対しては縁もゆかりもありませんでした。

 

7月になって、九州北部豪雨災害がおこってしまいました。それからしばらくして、自治体の方から1本のお電話をいただきました。

「甘酒の蔵元は、福岡県の朝倉市にあり、大雨の被害を受けて甘酒の出荷ができなくなってしまった。ついては、他の甘酒になってしまうが、いいでしょうか?」という内容でした。

 

もちろん、大変な状況の中、手配をしていただいたお礼を伝えたわけですが、予期せぬ形で今最も困っている自治体に対して寄付をすることができたことを、逆にありがたく感じたものでした。

 

その時に、本来の趣旨に想いを馳せました。

私自身、さんざん「おトクな制度」として紹介してきましたし、入口はそれでいいのだと思います。

ですが、ふるさと納税は、本来自分が支払う税金の使い道を決めるというものですよね。

上限額めいっぱいを自分のために使い切るのではなく、

  ほんの少しだけでも、

  返礼品を目的とするのではなく、

  本当に寄付をしたい自治体へ

  寄付をしてみる。

そんな心の余裕が持てるようでありたいなと考えています。

 

おわりに

他の記事もお読みいただいている方からすると、今まで、様々な記事の中でご紹介してきたトーンと少し違うように感じるかもしれませんが、

でも書かせていただいたとおり、お金には人格がついてくると思うのです。

 

とはいえ、自分自身の生活にゆとりがなければ、そして、明日の食事にも困るようでは、(気持ちがあったとしても)人に手を差しのべる余裕なんて生まれませんよね。

お金と上手に向き合い、おともだちになる方法を一人でも多くの人につかんでもらうことができれば、住みやすい世の中になっていくのかなぁとか考えながら、今日の記事を書いています。

今回は、私のつぶやきみたいな内容になってしまいましたが、もし共感いただけるようであれば、ふるさと納税の一部を、本来の目的に立ち返って振り分けてみていただければ幸いです。

 

被災直後は、自治体の皆さまは復興支援に忙しく、ふるさと納税の雑務は、逆に負担になることもあります。

他の自治体が事務を代行していることもありますので、ぜひそのような動きがあるものを優先してご利用ください!

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はじめまして、大空みさきです。

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ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

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