ふるさと納税は、お得なだけでなく税金への興味につながる!-お金とともだちになる第一歩に活用しよう

ふるさと

※この記事にはプロモーションが含まれます。

 

 

しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。

 

利用する方が増えてきている「ふるさと納税」。

もうすでに利用されていますか?

 

もし、まだだけど興味があるという方は、ぜひチャレンジしてみてください。

魅力的な返礼品がもらえるのはもちろんですが、税金への関心が高まったり、今まで知らなかった地域の魅力に出会えたり、新たな発見ができるのも楽しいですよ!

 

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ふるさと納税が生まれたワケを知っておこう-出発点は「お得さ」ではなく地域への恩返し

そもそも、なんでふるさと納税というものが始まったのでしょうか。

 

一番大きな理由としては、地方と都市の税収格差が大きくなったことです。

仕事が見つけやすく、生活しやすい都市部に移り住む人が増え、その一方で老後は生まれ故郷に帰ってのんびり過ごしたいという方が多いことから、当然地方に住む人々の平均年齢は上がります。

 

税金を納めてくれる人は減り、介護や福祉にかかる費用はどんどん増えていくという負のスパイラル

 

そこで、地方の税収を増やすための仕組みとして始まったのが「ふるさと納税」です。

もともとは、離れていても、自分を育ててくれた故郷やお世話になった地域に、自分が納めるべき税金の一部を分配できる仕組みを作ろう!という目的で始まりました。

 

始まった当初は認知度も低く、あまり利用されていなかったのですが、今では寄付を受けた自治体が、自分の地域の特産品などをお返しする「返礼品」がもらえるお得な制度として知られていて、利用者も増えています。

なんとか税収を確保したい自治体としては、いわゆる特産品だけではなく、工場があるメーカーの電化製品や地元で使える金券を準備するなどの工夫を凝らしていて、返礼品競争が過熱しています。

 

あれ? 本来の趣旨とは、ちょっとズレてきましたね!

このような場合、制度の見直しが入ることが多いです。

目に余る状態になると、制度そのものがなくなってしまうこともあります。

 

制度の成り立ちや趣旨を知っておくと、今後もこの制度が続くのか?という予測が立てられるようになりますよ 😉 

 

 

ふるさと納税を使う、その前に。税金との関係性を理解しつつ、寄付上限額を把握しよう!

ふるさと納税が広がったのは、お手軽にできることが大きいです。

ですが、せっかくですから実際に上手に利用したいですよね。

そのためにも、順番に年間計画を立ててみましょう。

 

まずは、年間の寄付上限額を決めておこう

ふるさと納税の仕組みをものすごく簡単に説明すると、

1月~12月までの寄附金総額-2,000円

が、所得税の還付&住民税の控除として翌年に戻ってきます。

時間はかかりますが、最終的には実質2,000円で、多くの返礼品がもらえるのです。

ただし、寄付者の所得に応じて、一定の控除上限額がありますので、それを超えた分は控除の対象外となります。

(寄付自体は、どれだけやっていただいても構いません! 税金の還付は増えませんけど・・・)

 

各自の所得によって、実質2,000円となる上限額は違ってきますので、まずは自分の上限額を確認しましょう。

 

気合を入れて、正確な計算をしたい方は、こちら

総務省 ふるさと納税ポータルサイト

計算方法が書かれていますが、 決して分かりやすいものではありません・・・

内容を理解して、自力で計算しなきゃいけないので、ちょっと面倒です。

でも、正確な上限額が分かります。

 

もう少しお手軽に計算したい方は、こちら

ふるさとチョイス 還付・控除限度額計算シミュレーション

できれば、かんたんシミュレーションではなく、「詳細シミュレーション」を使ってみてください。

源泉徴収票を見ることになるので、あんな控除やこんな控除に目が行くようになり、税金への興味がわく・・・はずです 😉 

 

源泉徴収票をなくしちゃったという方は、かんたんシミュレーションを使いましょう。

でも、なるべく正確な上限額が分かった方が有効活用できますので、ひと手間かけて計算してみてくださいね。

 

 

ほしい返礼品(寄付したい自治体)を探してみよう

ふるさと納税には、専用のポータルサイトがたくさんあります。

ネットショッピング感覚で寄付ができるので、これが広まった最大の理由だろうなぁと感じています。

 

代表的なサイトをご紹介します。

それぞれのサイトに特徴がありますので、上手に使い分けをしていきましょう!

 

ふるさとチョイス

まずは、全都道府県の自治体を網羅している「ふるさとチョイス」を見てみるのがおすすめです。

多くのポータルサイトは、参加している自治体が少なく、100~200くらいなのですが、「ふるさとチョイス」は1,800くらいの自治体が参加していますので、魅力的な返礼品が見つかるはずです。

 

ちなみに私は、このサイトでコードバンのお財布&名刺入れを手に入れました。

新喜皮革社製のいい革が使われている、すてきな品物で、もちろん今も愛用しています 😀

 

楽天ふるさと納税

楽天スーパーポイントを利用している方は、「楽天ふるさと納税」を使ってみてください。

楽天市場でお買い物をする感覚で、ふるさと納税ができます。

お買い物マラソンにも対応していますし、ざくざくポイントが稼げます。

さらに、ハピタスを経由してふるさと納税をすれば、さらにポイントを上乗せすることもできます。

 

ポイントを使って納税することも可能なので、有効期限が近いポイントはここで使っちゃうこともできます。

 

楽天ポイント活用術に興味がある方は、こちらもご覧くださいね。

 

参加している自治体数が190程度と少ないので、正直、ふるさとチョイスに比べると返礼品の種類は見劣りがします。

ですが、お肉やお米などオーソドックスなものであれば、十分に網羅しています。

 

ふるなび

家電系に強いが特徴の「ふるなび」。ですが・・・

 

2014年4月に、総務省が通達を出し、家電や金券など資産性が高いものや価格が高額な返礼品は慎むように、と各自治体へ要請しました。

これがまさに、「趣旨から外れると制度が見直される」パターンの典型です。

今のところ、なくなってはいませんが家電系が減っていく傾向(そして寄付額が上がる傾向)があります。欲しいものがある場合にはお早めにどうぞ。

ちなみに私は、シャープ ヘルシオグリエ

これを過去にGETして使い続けています。

普通の食パンがおいしく焼きあがるので、朝食が楽しみになりました!

 

ふるぽ

返礼品をあとから選べるのが特徴の「ふるぽ」。

ここは、年末に上限枠の消化に向けて駆け込み納税をするときにおすすめです。

 

ポイント制なので、後でゆっくり返礼品を選ぶことができます。

(なるべく、駆け込みにならないように計画的に使っていきたいところですが・・・)

 

これらのポータルサイトを使って、上限額の範囲内でコツコツと使ってみてください。

 

ちなみに、

日持ちがするお米や調味料を、スーパーで買わずにふるさと納税でGETすることで、生活費(食費)を抑える効果があります

あとは、家で美味しいものが食べられるので、結果として外食が減るというおまけつきです。

家族のだんらんも増えるかもしれません!

 

そこで、返戻品を選ぶときには、

  • 日常の食材等の購入を置き換え対象となるもの
  • 必要なので、自分でお金を出して買ってでも手に入れるもの
  • プチ贅沢や本当に欲しかったものなど、自分の心が満足するもの

という観点で、選んでみてください。

返礼率(=もらえる品物の価格が寄付額に占める割合)が高いことだけで選ぶとか、もらえるのならもらっておこうかという程度のものは避けた方がいいでしょう。

返礼品を送ってくださる自治体や生産者に対する感謝の気持ちも忘れないようにしましょうね!!

 

確定申告は、税金を知る第一歩。ふるさと納税で、税金の還付を受ける体験をしてみよう。

たぶん、ふるさと納税をするうえで最大のネックに感じるのが、確定申告だと思います。

私も、正直なところ、最初は確定申告が恐怖でした(-_-;)

 

確定申告はめんどくさい・・・という場合でも、寄付先が年間5自治体以内だと、ワンストップ特例制度というものを使うことで、確定申告を行わなくてもよくなる方法があります。

 

ワンストップ特例制度を使用する場合

  • 自治体への寄付時に「ワンストップ特例制度を使用する」と申告し、申請用紙を送ってもらう。
  • 申請用紙に記入・押印し、マイナンバーが分かる書類と、本人確認書類(運転免許証など)のコピーを同封する。

 

基本的には、これだけです。作業レベルなので、難しくはありません

ちなみに、自治体によって、返信用封筒をつけてくれたり、本人確認書類を所定の台紙に貼り付けるよう依頼があったり、申請書に基本情報がプレプリントされていたり、こまかな手順やかかる手間はまちまちです。

ですが、

  • 上限枠まで上手に使えなくなる可能性が高いこと
  • ワンストップ納税もそれなりに(作業の)手間はかかること

から、他の事情でワンストップ納税の方が有利な場合以外は、ぜひ確定申告にチャレンジしてもらいたいです。

 

私は、両方の制度を試しましたが、ワンストップ特例制度でも、何度も書類を記入したり、郵送したりする地味な手間がかかりました。

5自治体に書類を送ることを考えると、最終的には確定申告の方が合理的だったりします。

 

確定申告は、ふるさと納税分だけなら、ものすごく簡単です。

ふだんパソコンを使っている方であれば、入力すれば計算も自動でしてくれる「確定申告書作成コーナー」というサイトが用意されていますので、そんなに苦労をせずに準備できちゃいます。

 

実際に、私が確定申告をした時の体験記もまとめてみました。ぜひご覧ください。

 

まとめ-税金に興味を持つことは、お金と「ともだち」になる第一歩

給与所得者の場合、会社が税額を計算して税務署へ申告していますので、いったい自分がどれだけ税金を納めているのか?ということを意識していない方が多いです。

ええ、私がそうでした 😥 

 

実際の納税額や税金の還付額を実感することで、納税者としての意識が芽生えますし、上手な節税への第一歩が踏み出せるようになります。

 

さらに、ワンストップ特例を使った場合、全額住民税から控除されるという違いがあります。

確定申告をすると、所得税の還付分は口座振込で戻ってきますので、お金の回収時期が速くなります。

これは大事なポイントです!

 

ふるさと納税で忘れてはいけないポイントは、「先にお金を支払い、翌年に回収する」というお金の流れになることです。

つまり、一時的に先行投資ができる手元の余裕資金がないと、このおトクな制度が活用できないのです。

全額が住民税での還付となる場合、1年かけてじわじわと還元されますが、所得税の還付があると、手元の余裕資金が早く増える(戻ってくる)ことになります。

 

また、目に見える形で戻ってきますので、「貯蓄に回そう!」とか考えやすいです。

住民税からの控除だと、毎月の給与からの控除額が地味に減る感じになるので、油断して使ってしまう危険性がありますね。

 

ちょっと話はそれるかもしれませんが、

今あるお金の価値と、未来のお金の価値って、実は違うものだということも、知っておきたいポイントです。

詳しくは、こちらの記事もご覧くださいね。

 

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大空みさき
はじめまして、大空みさきです。

「お金のことを知ることが、実は最強の投資術。」
ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

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