FP1級実技受検への道のり~2018年2月受検者Presents~

必勝祈願

※この記事にはプロモーションが含まれます。

 

 

1級ファイナンシャル・プランニング技能士のみさき(@fpmisaki2)です。

 

この記事をご覧いただいている方は、難関のFP1級学科試験を突破された方や、FP1級学科の勉強の気分転換を兼ねて見にきてくださっている方だと思います。

 

FP1級学科は、おおむね10%前半くらいの合格率で推移しています。

Misaki
ときどき作問に失敗して、1桁台とか20%台になることもありますが・・・

難関の試験であることに変わりはありませんが、一方で徐々に受検者が増えてきているのを感じます。
それだけFPのニーズが高まってきているのだと思います。

お客様目線のFPが増えていき、お金の健康診断を受けるのが当たり前の世の中になっていくといいなぁなんて思いながら、このブログを書いています。

 

1級学科に関しては、やはり応用編対策がきちんとできているかが、学科合格のカギですね。

以前はタックスと言えば法人税だったのですが、最近は事業所得を中心とした、所得税額の算出に関する出題が増えてきています。今後は、どちらにも対応できるように準備をしておく必要があるでしょう。

FP1級学科の勉強中の方は、あとでこちらも見てくださいね!

 

さて、FP1級学科試験に合格された方にとっては、最大の関心事は「実技試験をどう乗り切るか?」だと思います。

学科試験もそうですが、実技試験に関しては、本当に情報量が少ないですよね。

対策を立てようにも、いったい何をしたらよいのか? と不安になるばかりです。

 

もちろん、体験談をブログなどで紹介してくださっている方もいますが、まだまだ事例は少ない。
検索しても、あんまり出てこないんです。

 

そこで、実際に2018年2月試験を受けた体験談を踏まえて、FP1級実技試験にまつわる情報や、私が実際にやっていた勉強法などについて、順番にご紹介していきます!

 

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FP1級実技試験(きんざい面接試験)の概要を押さえておこう。

既にご存知の方も多いと思いますが、FP1級実技試験は、大きく2種類の方法に分かれています。

 

2018年までは、きんざいの面接試験は年2回(2月、6月)でしたが、2019年からは、受検の機会が1回増えました。

 

1級学科試験も年3回になりましたので、1級を目指す方が増えてきているんだと思います。

お客様本位のFPが増えていくのであれば、喜ばしいことですね 😉 

 

私が受験したのは、きんざいの面接試験です。

そのため、ここでご紹介できるのは、面接試験の体験記と勉強法です。

FP協会の筆記試験を受検予定の皆さま、ごめんなさい。

 

きんざい面接試験の受検に向けて、大事なのは最初の心がまえ-勉強への気持ちを保ち続けよう!

きんざいのサイトには、学科・実技ともに、合格率や過去問題が掲載されています。

実技試験の直近約3年分の合格率が一覧で見られるように、まとめてみました。

  受検申請者数 受検者数(A) 合格者数(B) 合格率(B/A)
’22年2月 1,203 1,119 961 85.88%
’21年9・10月 1,391 1,341 1,142 85.16%
’21年6月 1,146 1,066 909 85.27%
’21年2月 1,616 1,521 1,346 88.49%
’20年9・10月 815 798 689 86.34%
’20年2月 730 710 603 84.92%
’19年10月 543 521 433 83.10%
’19年6月 720 699 599 85.69%
’19年2月 809 783 677 86.46%

 

なんと、合格率は、ほぼ8割を超えています。

10%台だった、あの難関の学科試験に比べたら、楽勝だね! と油断しがちです。

 

ですが、忘れてはいけないのは、難関の学科試験をクリアした人たちだけが受検しているという事実です。

ここに集まっている受検者たちは、つわものぞろい。

それでも2割は落とされる・・・そう考えると、気を引き締めてかからないといけないことがよく分かります。

 

ええ、分かるのです・・・が、

数字のマジックは恐ろしく、学科に比べて完全に気がゆるみます。

私自身、冷静に振り返ると、学科を受ける前の気合に比べたら、実技の勉強は身が入っていませんでしたねぇ。

そのため、試験直前に慌てるはめになりました 😥 

 

気持ちを維持し続けること、これが試験対策の第一歩だと言えます。

 

 

面接試験の出題範囲は、試験当日まで変わり続ける

実技試験では、設例課題が2題与えられます。

それぞれ、15分間で設例を読み、面接室に移動して、12分間の面接試験を受けるという流れで行われます。

 

ここで重要なのは、「とくに指示のない限り、試験日現在施行の法令等に基づいて回答する」ことが求められている点です。

筆記試験の場合、作問して印刷するという時間的な制約からでしょうが、一定の基準日までに施行された法令が試験範囲でしたよね。

 

ですが、面接試験の場合、いくらでも直近の改正に(出題側が)対応できますので、このような出題方法が可能なんです!

実技試験対策としては、ぎりぎりまで法令改正を追っかけておく必要があるということを頭に入れておきましょう。

 

例えば、私が受けた2018年2月試験の場合だと、2018年1月1日付で「非上場株式等に係る贈与税・相続税の納税猶予の特例制度」が創設されました。

納税猶予の対象となる株式数や、相続税の納税猶予の対象となる株式の価額などの条件が緩和されたのですが、もちろん、これも試験範囲。

本当に、ギリギリまで油断できないのが分かります・・・

 

そのため、手元の参考書や問題集に、法令改正を反映させていくことが必要です。

「FP試験あるある」ですが、法令改正をいかに上手に追いかけるか? は、合格への超重要事項です。

 

 

面接試験への受検申請の流れは、謎に包まれている。

実技試験への出願方法は、きんざいのサイトを見ても掲載されていません。

CFP経由で受ける方向けの情報はあるので勘違いしがちですが、FP1級学科合格者については、「当会から送付される受検案内に基づき受検申請を行ってください」としか書かれていないのです 😥 

Misaki
そんなぁ、どうしたらいいか分からないじゃないのぉ!

 

そして、この通知、届くまでのタイムラグもあったりします。

学科試験合格者は、受検案内が届くまでちょっぴり不安な日々を過ごすことになるんです。

そこで、皆さまの不安を少しだけ解消するために、2月試験の時の受検申請の流れをご紹介しておきますね!

 

10月下旬に合格発表がありましたが、それから音沙汰がない日々が続き、11月中旬に受検案内が届きました。

 

その間、約3週間

試験日はいつになるのだろう? 仕事が入っていたらどうしよう? とモヤモヤしながら待つ日々でした。

 

受検案内書と一緒に、多くの事項がプレプリントされた「受検申請書」が入っています。

これを見ると、割り当てられた試験日受検地が分かります。

 

受検地の会場案内図も入っているので、会場が1つしかない都市であれば、この時点で会場も把握できる!

ですが、東京と福岡は、この時点で2か所が予定されていました。

この2都市を選んだ場合、どちらの会場に当たるかは、謎のままです。

 

また、試験は午前の部・午後の部に分かれて行われるのですが、この時点ではどちらに当たるかは分かりません。

とりあえず丸1日予定をあけておく必要があります。

 

遠方にお住まいで、前日の宿泊先を押さえる必要がある場合、どちらの会場に当たっても困らないようにホテルの予約をしておくといいですね。

特に、関東以北にお住いの方は、遠征確定なので注意が必要です。

 

同時期にコンサート等のイベントがあると、数か月前でもホテルの予約が取りにくいことがあります。

大都市圏は、特に危険。

 

早めにホテルの予約だけは済ませて、拠点を確保しておくことをおススメします。

午後の部にあたることも想定して、チェックアウトが遅めのプランを選んでおくといいですね。

 

受検申請書は、今回受検を見送る人も提出する、アンケート方式になっています。

提出しておけば、直近は受検を見送ったとしても、今後の試験の案内が自動的に送られてきます。

 

もう絶対に面接試験は受けない! 私はFP協会のものを受けるんだ! と心に決めている方は、受検申請書に「次回からの案内は不要」にチェックする欄がありますので、送付を止めることも可能です。

でも、気が変わる可能性もあるので、とりあえず送付してもらえるようにしておいた方が無難だと思いますよ。

 

そして、

受検の申請をする場合、「受検手数料」25,000円を振り込む必要があります。

 

受検手数料、高額ですよね。私の会社の資格試験受験料補助は、上限1万円。

大赤字です(笑)

 

何としてでも1回で合格したい! そう思わせてくれる金額なので、ありがたい・・・のかなぁ?

 

遠征組の方は、加えて交通費や宿泊費までかかりますので、なかなかの受検コスト。

 

そして残念なことに、実技試験の受検手数料は、クレジットカード払いができませんでした。

ATMやネットバンキングで指定の口座に振り込み、振込記録のコピーを同封して、受検申請書を送ります。

Misaki
あわよくば、ポイントを貯めてやろうという作戦は失敗に終わりましたww

 

学科と違って、全体的にアナログ感満載です。

余計なことですが、仕事がら、入金確認を行う事務スタッフは大変だなぁなんて思ってしまう私がいます。

 

ちなみに、もし会社の受検補助制度などがあり、「領収書」が欲しいという方は、一緒にその旨を書いたメモと返信用封筒を入れておくと、送ってもらうことができますよ。

これは、案内書には書かれていません!

 

 

受検票が到着すると、やっと試験時間が分かる!

受検票の到着予定日は、最初に届く案内に書かれていますので、ひととおり書類を郵送したら、あとはひたすら待ちです。

1月23日発送予定となっていましたが、実際には1週間くらい早く届きました。

 

受検票には、写真を1枚貼り付ける必要があります。

たて3cm✕よこ2.4cm 学科の時と同じサイズです)

 

学科の時の残りがない方は、忘れずに準備をしておきましょう。

ギリギリになると慌てます。準備はお早めに!

 

受検票が届くと、

  • 集合時間(=午前の部か、午後の部か)
  • 受検会場(=複数会場が用意されている都市の場合)

が確定します。

 

このころには、受検日まで1か月を切っています。

お仕事の調整、宿泊先の見直しなどが必要になる場合、早めに動いておきましょう。

 

できれば受検前日も、飲み会の予定などが入らないように調整しておくといいです。

しっかり寝て、クリアな頭で試験にのぞみましょう!

 

さあ、これで受検に向けての流れはイメージできましたでしょうか?

実際の学習に役立つ参考書や勉強会については、こちらをご覧ください。

 

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大空みさき
はじめまして、大空みさきです。

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ふつうの会社員だった私が、生命保険の値上がり宣告をきっかけにFPの資格を取って、たどり着いた結論です。

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