しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。
人生の3大支出は、教育資金・住宅資金・老後資金と言われています。
マイホームを持つという選択をすると、長期に渡るローンを背負っていくことになりますので、終身雇用が当たり前ではなくなった現代では、重荷に感じる方も多いはずです。
賃貸でも持ち家でも、住まいのコストは高いものですが、そのコストを結果として下げることができる方法があります。
それは、断捨離により、モノを減らしたシンプルライフを実現することです。
といっても、そんなに難しいものではありません。
自分の価値観で、必要なものだけを手元におけばいいのです。
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住宅費の軽減メリットとは?
モノが多いご家庭の場合、1部屋がまるまる荷物置き場になっているケースもあります。
そこまでではなくても、クローゼットが足りなくて、部屋が狭くなってしまうのはよくある話ですね。
これって、実は余計なコストがかかっている状態なんです。
断捨離をして、モノを減らせば、物置き場になっているスペースが不要になります。
そのため、もっと小さな間取りの家で、快適に暮らすことができるようになるのです。
当然、光熱水費をはじめとした維持費も下がりますよね。
部屋数を減らせば、家賃そのものを下げることも可能ですし、同じ金額で利便性の高いところに住み、時間を有効活用することも選択できます。
持ち家派の場合も、きちんと断捨離を済ませてからマイホームを建てれば、無駄な収納スペースを作る必要がなくなります。
購入費用を下げることができますので、ローンの負担軽減にもつながりますね。
ものを減らすと、お金が貯まるワケ
住宅費以外の観点からも、お金が貯まりやすくなるメリットがあります。
ものが増えれば増えるほど、必要なものが見えなくなってきませんか?
例えば、クローゼットに入りきらないほどの服があるのに、「明日着ていく服がない!」なんて思うことがいい例です。
そもそも、自分が持っている服を、全て把握していますでしょうか?
その中で実際に来ている服は、どれだけあるのでしょう?
たくさんの服の中に、本当は使える服が埋もれてしまっている場合もありますね。
飲料水や食品、日用雑貨などのストックも、持っていること自体を忘れてしまい、消費期限を過ぎてしまう・・・なんていう失敗をしがちです。
つまり、持ちすぎることにより、いらないものを買ってしまうというムダを生んでしまうことがあるのです。
手元のモノを整理すると、買わなければいけないものが明確になります。
そのため、ムダ使いや衝動買いが減り、結果としてお金が貯まるという流れです。
私自身も、だいぶ断捨離をしましたが、部屋が広々としましたし、何よりも物欲が下がりました 😉
これは、ガマンしながら節約するのとは、感覚が違います。
狭く感じていた部屋が、広く快適になり、身軽な感じになるので、満足度が高いんです。
断捨離とは何か?
断捨離(だんしゃり)とは、不要なものを減らし、生活に調和をもたらそうとする思想のことです。やましたひでこさんという方が、この考え方を広めました。
断捨離という言葉を理解するために、1つずつ分解してみます。
- 断(断行) 新しく入ってくるモノを断つ
- 捨(捨行) 今ある不要なモノを捨てる
- 離(離行) モノへの執着から離れる
ただやみくもにものを捨てるのではなく、頭や心も整理しましょうという考え方だということがお分かりいただけると思います。
実際の順番としては、 捨 → 離 → 断 という流れになります。
- まずは、不要なモノを捨て、
- その結果、モノへの執着がなくなり、
- 最終的に、必要な新しいモノが最小限になる。
という循環を繰り返していきます。
実は、私たちは無意識に断捨離に近いことをやっています。
それは、年末の大掃除。
新しい年を迎えるために、不要なものや1年の汚れをなくして、すっきりするのが目的ですよね。
大掃除自体は大変だし、面倒だなぁと思うかもしれませんが、終わってみると気分がいいのではないでしょうか?
断捨離も一緒です。
目に見えるモノが減ることで、視界から入ってくるいらない情報が整理され、すっきりした気持ちになれますよ 😀
断捨離の進め方
まずは、手元のモノを分けることから始めます。
例えば、「洋服」や「食器」などのカテゴリーごとに、
今現在使っている or 今現在使っていない
の2つに分類します。
このとき、将来「使うかもしれない」という考えは取り入れません。
必ず、「今」を軸に考えましょう。
実際問題、今使っていないものを、いざ必要とする場面というのはめったに訪れません。
私が昔1520ハマっていたパターンは、買い物をした時のショッピングバッグの溜め込みです 😥
丈夫なものは何かの時に使うかも、サイズが違うと便利かも・・・という感じで、せっせと溜め込んでいました。
でも、結果として、ほとんど使いません(笑)
こういうものは、真っ先に断捨離対象になります!
さて、実際に進めてみると、「どうしても悩むもの」が必ず発生します。
だいたい、そんなに簡単に、いる or いらない を決められる人は、既にシンプルライフをおくれているでしょう。
通常は、どうしても決められないものが出てくるはずです。その場合には、無理して決めずにいったん保留して、分かるようにしておきましょう。
しばらく放置しておき、1か月後に、もう一度考えてみます。
そうすると、結論が出るものが増えてくるはずです。
これを繰り返すと、悩むケースが減ってきて、断捨離脳が鍛えられていきます。
モノを手放す方法は?
使っていないものに分類されたものは、ゴミとして捨ててしまうことになりがちですが、状態はいいけどサイズが合わない洋服、一部分だけは残しておきたいもの、などの状態に応じた処分方法を取ることが望ましいです。
手放す方法は、
- 欲しいと思っているひとにあげる
- メルカリやリサイクルショップで売る
- 写真に撮るなど、データ化する
- 寄付する
こんな感じです。
メルカリに出してみると、「えーっ、こんなものが売れるの?」という場合もあります。
チャレンジしてみて、損はないでしょう。
雑誌の一部分だけ取っておきたい、記録にだけは残しておきたいという場合は、写真やスキャンするなど、データ化してしまえば処分が可能ですね。
売ろうとすると、買い手がつくまでに時間がかかり、かえって大変になることもあります。
そんなときは、古着などを引き取って、リユースをしたり、寄付をしている団体を活用する方法もあります。資源の有効活用にもつながりますので、利用を検討してみてもいいでしょう。
いくつか例をあげておきます。
衣類や雑貨のリユース・リメイク・リサイクルを行っています。
定価5,000円以上、購入から5年以内の衣類という条件があります。
古本・DVDの買い取り相当額を、指定したNPO・NGOに寄付する方式。
ぬいぐるみ、人形、おもちゃ、絵本、古着、着物、子供服、食器、文房具など、幅広いジャンルが対象です。
いただきものの食器などは、使う機会がなくて箱に入ったまま・・・なんていうものが結構あるのではないでしょうか?
これからモノを買う時に考えること
身の回りが本当に必要なモノに絞り込まれてくると、『いらないものは買わない』主義にたどり着くはずですが、買うかどうかの判断をする際には、次のポイントを思い出すといいです。
- 即決せず、本当に必要かどうか、一度冷静に考える
- 迷っている時には、すぐに買わずに一回保留する
- 値引きや限定品、ポイント還元率アップなどの付加価値で判断しない
例えば、ロボット掃除機の「ルンバ」を買おうかどか悩んだとしましょう。
いらないモノを捨てて、床がすっきりしてお部屋が広々としていれば、ルンバは大活躍してくれます。
掃除に割く時間が減り、結果として家事がラクになったことにより、家族団らんの時間やスキルアップのための勉強の時間が増える・・・ということであれば、ルンバの投資効果は抜群だと言えますね。
でも、床にモノが散らばっていて、ルンバが動き回れない状態で買ったとしても、それはただの浪費になります。
そのモノが、本当に「今の自分に」必要か、という視点で考えれば、余計なモノが増えてしまうことがなくなりますよ。
まとめ
誤解のないようにお伝えしておきますが、なんでもかんでも捨ててしまえ!ということではありませんし、(管理が行き届く程度の)ほどよいストックは大事です。
特に、家族の許可なく勝手に捨ててしまうと、家族の関係性にヒビが入ることにもつながりますので、しっかりコミュニケーションを取りながら、断捨離を進めることが大事です。
日々過ごしている家の中や身の回りのモノは、意識して見直さないと、実は不要なものには気が付きにくいものです。
モノを減らすためには、役割を兼ねるものがないか? と考えてみるのも1つです。
私は、以前は災害用の備蓄品として、別途5年保存水を用意していたのですが、期間が長すぎて消費期限の管理があいまいになっていました。
普通の飲料水のペットボトルも、消費期限がそこそこ長いので、思い切って、普段の飲料水を一定量用意して、災害時のストックも兼ねることにしたところ、トータルでの保管スペースが減りましたし、使った分だけ1本ずつ補充すればいいので、管理もラクになりました。
災害への備えに関しては、こちらもあわせてご覧ください!
皆さまもぜひ、断捨離でお金が貯まる環境づくりをしてみてくださいね。
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