FP1級学科試験の学習用ツール

勉強しよう

正直なところ、FP1級の勉強は大変です。

果てしなく広い範囲に、心が折れるタイミングが間違いなくやってきます。

 

まずは、FP1級の資格が本当に必要か? あらためて自分に問いかけてみてくださいね。

まだ漠然としている場合には、こちらもご覧ください!

 

 

そのうえで、FP1級学科試験を受検すると心に決めたとき、最初に悩むポイントは「どうやって勉強したらいいのだろう?」という点だと思います。

 

後ほどまとめますが、資格取得用の講座は、あまり多くありません

 

そのため、基本的には独学メインとなります。

試験の範囲が広いし、法令改正は多いしで、テキストもしょっちゅう改訂しなければいけません。資格講座を開く側にとっては、非常にコスパが悪いわけです。講師にとっても、1級対策は重荷でしょう。

 

そんな難しい環境のなか、どんな教材を使って勉強したらいいのか?

私自身の経験を踏まえつつ、ピックアップしていきたいと思います。

 

FP1級の受検者数と合格率

ちょっと本筋から外れるように思われるかもしれませんが、FP1級と2級の違いを感じつつ学習に取りかかるために、まずは受検者数や合格率を確認しておきましょう。

コスパが悪い理由がよく分かりますよ!

 

2018年1月28日に実施されたFP試験で比較してみると、

  • 2級学科: 受検者数 39,614人 合格率 28.53%
  • 1級学科: 受検者数 7,455人 合格率 14.52%

です。

 

受検者数に着目してみましょう。

1級学科になると、激減しているのが分かりますね。

会社に言われて仕方なく・・・というような、嫌々ながらの受検者が少ないことが数字から読み取れます。

 

つまり、受検の段階から、ある程度絞り込まれていると言えるのです。

 

特に、金融機関にお勤めの方は、会社からFP1級の取得を奨励されることも多いようですので、それなりに実務に精通した方の受検が多くなります

金融業界であれ、不動産業界であれ、FPの範囲にからんだ実務をやっている方は、その道の細かい特例等にも詳しいわけですから、部分的にはアドバンテージがありますよね。

そういう方々も含まれた中で、受検をして合格しなければならないのですから、努力が必要なことは当然と言えるでしょう。

こんな視点も踏まえつつ、1級学科の合格率推移を見てみましょう。

  受検申請者数 受検者数(A) 合格者数(B) 合格率(B/A)
2018年1月 11,313 7,455 1,083 14.52%
2017年9月 9,134 6,526 680 10.41%
2017年1月 9,301 6,087 851 13.98%
2016年9月 8,036 5,471 265 4.84%
2016年1月 8.773 5,453 675 12.37%
2015年9月 6,758 4,484 691 15.41%
2015年1月 8,032 5,191 680 13.09%
  • 2015年9月試験は、大雨の影響で中止になった会場の再試験が10月に行われています。ここの数字は9月・10月合算です。
  • きんざいのサイトに公表されている数字を転載しました。

合格率は、だいたい10%台前半で推移しているのですが、2016年9月には、恐怖の4.84%をたたき出しています 😯 

このときに合格された方は、本当に尊敬します。

 

2016年9月の過去問を見たところ、応用編の問題構成がだいぶ変更になっていました。

例年通りのきまったパターンにしか対策していなかった方は、どうすることもできなかったのでしょう・・・

 

さすがにやりすぎたと思ったのか、その後の合格率は落ち着いています。

ですが、2017年1月以降の応用編も、(やりすぎない程度に)一部傾向を変えて出題してきているなぁという印象です。

私が受検したのは、2017年9月試験でした。この時の応用編もひとクセある問題が出てきました。

 

余談ですが受検申請者数受検者数に大きな差があるのに注目してください!

受検者数にカウントされるのは、午前も午後も受けた方だけです。

 

基礎編で撃沈して帰った方は、カウントされていません 😥

 

だから、こんなに少なくなるのですね。

実際、私が受けた時にも、午後には空席がちらほらとありました。

 

FP1級学科の対策講座

どうしても独学はつらい・・・何か通信や通学の講座はないものか?
そんなお気持ちをお持ちの方もいるでしょう。

実際、どのようなものがあるのか、調べてみました。

 

これらの内容をよく見てみると、市販されているテキストを使っている講座が多いです。

だったら、独学でいいかなぁと思うのは、私だけでしょうか・・・

 

学習方法については別途まとめますが、私は完全独学から入ったものの、色々考えて通信講座を使うことにしました。

私が使ったのは、スピードスタディ 1級FP技能試験対策講座 89,800円です。

オリジナルテキスト&DVDで学ぶ形式です。質問がある場合にはメールで受け付けてくれます。

5月中旬には、法令改正に対応したテキストが届いたので、市販本より早いタイミングで最新情報が入手できました。

 

ただ、なかなかのお値段です・・・

正直、めちゃくちゃ悩みました。

私は、今の部署だとお仕事に比較的ゆとりがあって勉強時間が確保できるのですが、異動の可能性が高かったことから、時間を買うつもりで思い切って利用しました。

 

最初から通信講座に行ったわけではなく、独学でしばらく勉強してみたうえで判断しています。

短期間での合格には限界を感じたことから、5月初旬に申し込みをして利用しました。結果として、利用してみてよかったと思います。

勉強法については、別の記事でまとめますが、私のように時間をかけたくない方は、候補の1つとして検討してみてもいいと思いますよ。

 

テキストやその他の学習ツール

実際に勉強を始めるうえで、必要不可欠なのがテキストや問題集ですね。ところが、FP1級の場合には、これが一筋縄ではいかないんです 😡 

さっそく、おすすめのものをまとめてみますね。

‘17~’18年版 1級FP技能士(学科)精選問題解説集

過去問題集を解くのは必須です・・・が、発行時期は6月末から7月ごろです。それまでの間は、1年前の問題集の改正ポイントを自分で把握しながら学んでいく必要があります。

これがけっこう大変です。

 

’18~’19年版 合格ターゲット 1級FP技能士 特訓テキスト 学科

これは、もともとは「FP1級技能検定1級受検対策特訓セミナー 7日間コース」用のテキストとして作られていたもので、昔は市販されていませんでした。

ですが、セミナーは受けられないけれど、冊子は欲しい!という声があまりにも多かったことから、2015年7月に市販本化されたものです。

 

この他にも6分冊のテキストがあるのですが、結構お高いですし、6冊分すべてを網羅しようとしたら大変です。

特訓テキストは、重要な点がまとまっているので、学習用にはおすすめです。

ただ、こちらも6月中旬~7月中旬くらいで、最新版が出版されません 👿 

 

テキスト代もそこそこお高いので、一番いい方法は、

  1. 1年落ちの状態のものは、中古で格安にGET
  2. 最新版が出たら、状況に応じて買いなおす

というやり方ではないかなぁと思います。

 

KINZAI ファイナンシャル・プランの「継続テスト」

実技試験用の学習ツールとしてもおススメしていますが、きんざいが毎月刊行している、FP向けの月刊誌があります。

KINZAI ファイナンシャル・プランの詳細については、実技対策の方でまとめています。関連記事もあわせてご覧ください!

 

この雑誌では、最新情報や法令改正情報を追いかけることも可能ですので、読んでおくと勉強になります。

 

さらに、偶数月の巻末には「継続テスト」というものが掲載されています。

これは、FP技能士センターの正会員が継続学習ポイントを得るために受けるテストなのですが、基礎編の問題に似た構成になっています。

6分野から毎月1分野ずつ、4択問題が10問出題されます。

1年分やれば、6分野を網羅することができるようになっていますので、過去問+α の対策用にはもってこいです。

FP技能士センターの会員にはならずに、雑誌だけ定期購読することもできますよ!

 

1級FP過去問解説(Webサイト・アプリ)

1級FP過去問解説は、FP1級の学科・実技ともに、過去問の解説を掲載してくださっているサイトです。利用者からは、神サイト呼ばれるくらい有名です。

過去問と詳細な解説が見やすくまとまっていますので、小冊子形式でプリントアウトして利用するのがおススメです。

 

ただし、サイトへの公開時点での法令に基づく解説となっていますので、自力で最新法令にあわせて修正する必要があります。

それでも、ゼロから答えの糸口を考えるよりは、圧倒的に楽なので、大変ありがたいサイトです。

スマホ用アプリもあるので、スキマ時間の学習用にも役立ちますよ!

 

FP1級対策特訓セミナー 模擬試験

「FP1級技能検定1級受検対策特訓セミナー 7日間コース」とセットになっている模擬試験があるのですが、この模擬試験だけを購入することができます。

現時点では、きんざいのサイトには、2018年5月試験対策用しか掲載されていませんが、残部があれば、古いものも販売してくれます。

私も、2017年1月対策(=前回分)&2017年9月対策(=実際の受検回分)の2回分をGETして、勉強しました。

きんざい FP技能検定試験対策模擬試験問題

興味がある方は、バックナンバーが買えるかどうか、上記リンク先のお申し込み先へ問い合わせてみてください。

 

FP技能士1級勉強会(Webサイト&勉強会)

FP技能士1級勉強会は、ボランティアベースで開催されている勉強会です。

メルマガに登録すると、1級過去問の通信添削受けられます。

かなり深い内容なので、間違いなく勉強になります!

 

私が受検したころは、まだ準備段階でしたが、今は実践的な勉強会が開催されています。

新制度や改正事項がたっぷり学べる勉強会は、少なくとも私は、他には知りません。

参加費も良心的な価格ですし、何より、なかなか周りにいないFP1級受検者と知り合う機会にもなります。

 

孤独な戦いから脱出できるという点でも、メリットは大きいと思います!

 

さらに、姉妹サイトとして、FPスキル実践活用勉強会も運営されています。

こちらも、FPの知識を実践に役立てるために、または知識を幅を広げるために、とても有益な内容です。

私も、時々参加させていただいています 😉 

 

 

東京での開催にもかかわらず、遠方から新幹線に乗って駆けつけている方も、けっこういらっしゃいます。

これだけの内容をボランティアベースでやっている勉強会が、他にはないからでしょう。

 

 

まとめ

どのような方法を取るにしても、法改正にテキストが追いつかないという、悲しい現実があります。

でも、テキストが最新版になるのを待っていたら、間違いなく9月試験には間に合いません!

 

さらに恐ろしいことに、テキストが間違っているという事例が、けっこう発生します。

きんざい以外からも、いくつかテキストが発行されていますが、利用する場合には、おやっ?と思ったら、一度調べてみた方がいいです・・・

それくらい、細かい改正を追っかけるのは大変だということです 😥 

 

市販のテキストだけでは分からない最新の情報や、様々なパターンの問題例を、いかに入手して幅広い知識を身につけるかが、合格のカギになってきます。

ここであげた学習用ツールのうち、気になるものがあったら活用してみてくださいね。

 

続けて、こちらで勉強法もチェックしてくださいね!

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profile
FP-Misaki
はじめまして、FP-Misakiです。

「お金のことを知ることが、最強の投資術。」

どこにでもいる、ふつうの会社員が、「入っていた生命保険が値上がりする」という宣告を受けたことをきっかけに、あれこれ学んでたどり着いた結論です。

よくあるパターンですが、新入社員のころに、保険のおばちゃんのパワーに負けて加入したものなので、正直よく分からない・・・
説明を受けても、信じていいのか不安になるだけ。

おばちゃんに頼るのはコワいから、自分で勉強してやろう!
こうして、血迷った私は FP(ファイナンシャル・プランナー)の勉強をはじめることに。

保険だけでなく、投資 / 節税 / 相続 / 年金 など、どれも知らなきゃ損することばかり。
なのに、とにかく分かりにくい!


なんで、お金の話はこんなに難しく感じるんだろう?
なんで、学校では教えてくれないんだろう?


もっと気軽に、楽しくお金の話をしていきたいな・・・
そんな想いでブログを始めました。

私と一緒に、「お金とともだち」になるための知恵を考えていきませんか?
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保有資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 宅地建物取引士
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