しがらみゼロのFPブロガーMisaki(@fpmisaki2)です。
社会人になれば、クレジットカードを上手に使うことは必要です。
使い過ぎや、キャッシング・リボ払いなど、気を付けるべき点はいろいろありますが、普通に使っている分には、信用力を高めることにもつながりますので、将来、住宅ローンや教育ローンを組む必要が出た時に慌てることがありません。
それでは、どんなクレジットカードを持つのがいいのか? 何枚持つのが無難なのか? など、カードの選ぶ際の考え方について、一緒に見ていきましょう。
クレジットカードは、持ちすぎに注意。必要なものを厳選しよう!
クレジットカードは、それぞれに特徴があり、特典の種類も多岐に渡りますので、油断すると枚数がどんどん増えていってしまいます。
カードを作るとたくさんポイントが付く特典もあったりするので、入会特典目当てでたくさんカードを作ってしまうことも多いのではないでしょうか?
ですが、不要なカードを持ちすぎると、デメリットだらけなので、注意が必要です 😯
- 盗難、紛失、スキミングのリスクが上がる
- 管理が煩雑になり、利用状況が分かりにくくなる
- クレジットヒストリー(通称:クレヒス)に影響が出て、他のカードの審査が通りにくくなる
クレヒスは、正しく育てれば信用力がアップしますが、カードの持ちすぎはマイナスに働きます。
使わないカードは、徐々に断捨離して、厳選したカードを残していくようにしましょう。
クレヒスの上手な育て方については、こちらもあわせてご覧ください。
ポイントを有効活用するために、生活スタイルにあわせてクレジットカードを絞り込む
日本人の場合には、3枚前後が平均的な所持枚数となっているようですね。
枚数も大事なのですが、先に使い方を決めながら、絞り込んでいきましょう。
まずはメインカードを1枚決めて、徹底活用
クレジットカードの有効活用で、最大のメリットになるのが、ポイントが貯まることです。
ポイントを効率よく貯めて、かつ失効させずに使うためには、1か所に集約するのが一番です。
ポイントの多くには、有効期限が定められています。
せっかくついたポイントも、使わなければ意味がありませんよね。
そのため、ポイントの使いやすさは超重要事項なのです。
今の生活で、確実に使えるかどうかという視点で考える必要があります。
近隣のお店の状況や、自分の生活のクセを考えたうえで、メインカードを選びましょう。
今までクレジットカードをあまり使っていないなら、始めのうちは、メインカード1枚で十分です。
カードに慣れてきたら、必要に応じて2枚目以降を作ればいいですよ!
メインカードは、年会費が無料で、ポイント還元率が高いものを選んでおくのが無難です。
一例として、いくつかあげておきますので、参考にしてみてください。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)
年会費は永年無料、ポイント還元率は1~3%です。
年会費は永年無料、ポイント還元率は1~4%が基本です。
ポイントキャンペーンやふるさと納税でもポイントが付くなど、貯める方法はもちろんですが、使う方法も投資信託の購入やスマホ代金の支払いまで多彩なのが特徴です。
年会費は永年無料、ポイントが常に2倍つくので、還元率も高いです。
Web入会限定で、18歳から39歳までしか新規作成はできません。女性向けの特典が多いです。
生活スタイルのクセをつかんで、サブカードを決める
海外旅行が多い、特定のお店で集中して買い物をするなど、特徴的な消費行動がある場合には、それに合わせたサブカードを持っておくといい場合があります。
イオン、イトーヨーカドー、髙島屋など、特定のショッピングモールや百貨店を使う場合
イオンなら、イオンカード
イトーヨーカドーなら、セブンカードプラス
髙島屋なら、タカシマヤカード
というように、該当するショッピングモールなどのカードを持っておくと、ポイント還元率が上がるのでおススメです。
ただし、百貨店をよく使う場合には、友の会という制度もあります。
一定期間積み立てて、満期になったらボーナス付きのお買い物カードが利用できます。
例えば、タカシマヤ友の会だと、毎月1万円を12か月積み立てて、13万円のお買い物カードが利用できるようになります。
還元率8%越えですので、かなりお得ですね。
百貨店のヘビーユーザーは、クレカよりも友の会を利用した方がいいことがありますので、比較してから決めましょう。
海外旅行をよくする場合
旅行が多い方の場合には、旅行保険が付いているクレジットカードを持っておくとお得です。
年会費無料で、旅行保険が自動付帯のカードがありますので、その中から使いやすいものを選んでおくといいでしょう。
例えば、
エポスカード-最高270万円自動付帯。国内旅行保険はなし。
ジャックス横浜インビテーションカード-最高2,000万円自動付帯。
REXカード-最高2,000万円自動付帯。国内旅行も最高1,000万円自動付帯。
などが該当します。
メインカードの保険付帯状況を見ながら、サブカードを持つかどうかを決めるといいでしょう。
エポスカードでは、クレジットカード払いでつみたて投資ができる(=ポイントも貯まる)ようになりました。
興味がある方は、選択肢の1つとしてもいいかもしれませんね。
ただ、このサービスを発表した直後に、楽天カードでも積み立て投資ができるようになりましたので、インパクトが薄れちゃったのが正直なところです💦
電車やバスによく乗る、通勤定期を買う場合
電車にコンスタントに乗る方の場合には、定期券購入やSuica・PASMOへの(オート)チャージでポイントが付く交通系のカードを持っておくとお得です。
定期券は金額が大きいうえに、必ず必要になるものですので、ここでポイントを稼げると大きいです。
SuicaやPASMOへのチャージでポイントが付く場合、チャージしたSuicaでコンビニなどでのお買い物をすれば、ポイントの二重取りも可能になります。
例えば、
定期券機能付きなので、JRユーザーはポイントが付くだけでなく、利便性が上がります。もちろん、チャージでもポイントが還元されます。
京王線沿線にお住まいなら利用価値ありです。
こちらも定期券機能付きで、チャージでもポイントが還元されます。京王ポイント加盟店で買い物をするとポイントが付きます。もちろん、支払い方法をPASMOにすれば、ポイントの二重取りも可能です。
レジャー費がおトクになる、クラブオフにも対応していますよ! クラブオフの詳細は、こちらをチェックしてくださいね。
その他、
東京急行電鉄のTOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
小田急電鉄のOPクレジット
東京メトロのTo Me CARD Prime PASMO
など、ご自身が利用している電車で、かつチャージをした際にポイントが貯まるものを選べばOKです。
ここまでであげてきたパターンは、ほんの一例です。
自分が何にお金を使っているか? という点をメインにして、どんなサブカードがあると便利かを考えてみるのがおススメです。
なお、
のように、交通系とショッピング系の要素を兼ね備えたカードもあります。
このようなカードをサブカードに持てば、カードの枚数が増えすぎることなく、カバーできる範囲が広がります。
以上を踏まえて、ご自身のライフスタイルにあわせて厳選していただき、
- メインカード 1枚
- サブカード 1~2枚
の合計3枚以内の利用に絞り込み、どのカードもコンスタントに利用していくのが無難です。
増やしすぎると、ポイントが分散しちゃいますし、管理もめんどくさくなりますからね 😀
活用範囲を広げるために、カードのブランドも分けておこう
せっかくサブカードを持つのであれば、カードのブランドも分けておいた方がいいでしょう。
お店によっては、使えるクレジットカードのブランドが少ないところがあります。
例えば、
- VISAとMasterCardしか使えない
- JCBしか使えない
というようなパターンです。
国内・海外あわせて、ほぼ確実に使えるのはVISAカードです。
できれば、VISAカードは1枚持っておくと安心です。
一方、日本国内では、日本発のブランドであるJCBが普及しています。
小さなお店だとJCBしか使えないという場合もあります 😥
そんなこんなを考慮して、私の場合には、
メインカード 楽天カード ✕ JCB
サブカード 交通系カード ✕ VISA
の2枚にしています。
ほとんどの買い物を楽天カードに集約し、交通系カードはオートチャージと定期券購入専門にしています。
サブカードも、オートチャージで月に1度は引き落としがされますので、毎月利用履歴がつきます。
クレヒス育成面でもにも悪くない流れです。
楽天カードでは、公共料金の支払いや、各種キャンペーンの活用にふるさと納税など、楽天ポイントが集まりやすい手段を(手間のかかりすぎない範囲で)選ぶようにしています。
加えて、ハピタスというポイントサイトを経由して購入することで、ポイントの二重取りもしています。
企業からの広告料で運営されているサイトなので、広告料収入の一部が、私たちに還元される仕組みとなっているのです。
ハピタスのポイントは、楽天スーパーポイントに交換できますので、使い勝手もいいのが特徴です。
お買い物だけではなく、クレジットカードを新規に作ったり、投資用の証券口座を開設した場合にもポイントがつく場合がありますので、どうせ作るなら、ハピタス経由の方がお得です。
SBI証券に新規で口座開設をすると、4,000ポイント(=実質4,000円分)も付くようです 😯
私がSBI証券に口座開設をした当時、そんなことは知らなかったので、情報って大事だなぁ・・・と思っています。
カードを厳選して、集約しながら活用していたら、約2年半での累計獲得ポイントが約130,000ポイントとなっていました。
今のご時世、定期預金では、これほどの運用成績を出すことは不可能です。
それだけ、クレジットカード&ポイントの有効活用は効果が高いので、ぜひ取り入れたいところです。
ただし、ポイント獲得が目的になって、余計なお買い物をするのは、絶対にNGです!
あくまでもポイントはおまけということは忘れずに、どうせ買うものなら効率よくポイントも稼ごうというスタンスで臨みましょうね 😉
まとめ-クレジットカードは、お金と向き合うツールとして上手に活用しよう!
クレジットカードを作るときには、自分のお金の使い方のクセを振り返ることが大事です。
結果として、お金に向き合うきっかけを作ることにもつながります。
これからカードを作る方も、すでにたくさん持っている方も、あらためて自分のお金の使い方や行動パターンを振り返ってみてください。
きっと、自分にあったとっておきのカードを選ぶことができますし、お金の使い方を見直す第一歩にすることもできるはずです。
しっかり考えて選んだカードであれば、特にメインカードは長い付き合いになるはず。
そうすれば、クレヒスも育ちますので、一石二鳥ですね!